Friday, January 08, 2021

"Un homme à la hauteur(2016)"


勝手に"フランス映画祭2021"を開催中。

昨夜の一本は、身長170cmの弁護士女性と136cmの建築家の男性の恋を描いた2016年公開の作品、邦画タイトルは「おとなの恋の測り方(https://movies.shochiku.co.jp/otonanokoi/)」 です(→毎度ながらこの邦題の酷さは何なんだろう...ブツブツ)。パッと見は恋愛映画を装いながら、障害に対しての差別や偏見といったテーマがメインである作品でとてもフランス的。
主人公の義理の父が母親に向かって言い放った言葉、「君は心に障害があるようだね」がとても印象的。どんなに障害に対して理解あることをいったりしていても、人は悲しいかな、自分のことなると受容って低いものです。母親は聴覚に障害を持つ父親に”あなたは見た目は普通だから"なんて言ってしまう。これって実は"(背が低いのと違って)他の人には気づかれないからいいのよ"といった偏見が隠れているという証拠でもあったのかもしれません、だから父は前述のように呆れ気味に彼女に言ったのでしょう、そして少なからず傷ついたはずです。
私自身、若かりしき頃に自分より身長が低い人と付き合っていたことがありますが、ヒールある靴を避けていたなー、とか思い出したりしました。別に相手が何をいったのではないけれど、勝手に気にしていたんでしょうね。と言うか、自分にとってのその気遣いってなんだったんだろ...なんて、今だから思えるのかもな。
一旦別れた二人ではありましたが、、、映画の方はハッピーエンドで良かった♪

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