Friday, January 22, 2021

「Babettes gæstebud (1987)」


先日のアマンダ・ゴーマンの素晴らしい演説(
https://youtu.be/Jp9pyMqnBzk) を聞いて、改めて宗教心について考えさせられた。「今の日本における"仏教"はお葬式だけが出番の宗教で、心の拠り所になっていないのが問題なんだよ」と、父が眠っているお寺の住職が以前におっしゃっていました。とても恥ずかしながらその言葉が身に沁みていて、だから彼女の聖書からの引用とか、本当の意味では理解できてないんだろうな、と自覚してはいます。だけど、そんな私でも彼女の詩は本当に心に響きました。

私たちは今、色々と困難で不都合な時代を生きているのは確かだけれど、不条理や不公平に甘んじて口を閉ざしてはいけない、希望を捨ててはいけない...ってこと。本当にパワーある言葉、素晴らしかったです。
ということで、宗教心といえばで本日の一本は「バベットの晩餐会」、デンマーク映画です。すごくすごく静かな映画なのだけれど、なんでしょう...内面というか心の奥底というか、、、そこにグググと訴えてくる情感みたいなものが熱い熱い映画です。モノクロ映画ですか?と思うくらいの人々の色彩の中に、将軍の着衣が色づいていて最後には...。じっとり見たい映画。ぜひ。

バベットの晩餐会▫️

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