Thursday, April 21, 2016

「息子に贈ることば 」(辻仁成 著)

ようやく読み終わった...。実は先月の旅にも持参していったんだけど、結局読み進めることができなかった一冊。

毎日の彼のツイートはすごーく色んなことも感じながらチェッックしているんだけど、なんだか"本"として目にするとちょっと自分の中のものと差がでていたのかな〜。妙に時間がかかっちゃった。

言葉って面白い。自分とのタイミングがちょっと違うだけで、単に目の前を通り過ぎる「音」になってしまう。一方で自分と重なった時に与えられるもの、それは莫大過ぎて、一生忘れることができない「意味ある」存在になったりする。辻さんが書かれた小説の中での言葉も、実は私と通りすぎることなく留まっているものもいっぱい。だからこそ、今回のこの本の言葉が不思議とそこに「いる」感じがしなくってビックリしてしまった。これって一体なんなんだろう。

今だに私が感じていることだけど、手書きしている言葉とメールして打ち込んでいる言葉って差異がある。辻さんがどうやって小説を書かれているのかわからないけど、もしかしたらこの違和感ってそこの差なのかな?毎日流れていく文字を紙に変換した作品。

言葉ってやっぱり面白いね。

No comments: