アート史にはお金の臭いが同居している。ルネサンスを支えたのはメディチ家などの銀行家。金融で稼いだお金を芸術に注ぎ込み、パトロンとして文化を担ったといっても過言ではない、というか事実なのですよね。
今回の展覧会を眺めていると、作品の中にお金の臭いがどうにも追いかけています。自愛に満ちた聖母の周辺に金貨の模様がまみれていることに気付くと、心がざわつくのです。うまく言えないけれど皮肉めいているって思うんだよな〜。そして高利貸しを表現している作品の登場人物の表情。いかにも悪そう...というか当然それを狙っているのだろうけど。むむむ
Anyway. そして今回もイタリア絵画を観てちょっと笑える自分がいる。だってだって、キリストがやっぱりムキムキなんだもの。マリアがとっても男性ウケしそうなブリブリなのだもの。いいね、やっぱりそれでこそイタリアだ。
http://botticelli2015.jp/
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