Saturday, January 03, 2015

正月映画;「グリーンマイル」(1999 米)

お正月の映画・キングシリーズで観た一作。正直、観たのは初めてで、釘付けになったのは確かなのだけど一方で年始に観るには重すぎた...最後が哀しすぎる。

キングといえば、ショーシャンクやスタンドバイミーとか色々と名作があるけれど、映画として観るべきものはこれかなって思う。布石がいっぱいある前半はさておき、後半の優しさに包まれた時間の充実感は半端ない。大男(=ジョン・コーフィー)の涙と一緒に、この世の無常を嘆きたくなる。人が日常的に犯してしまう罪を振返らざるにはいられなくなる。当事者にとっては小さなことと思っていても、その影響たるやいかなるものか。ジョンの嘆きの涙はそんなことをきっと教えてくれている。

昔の映画(今更いうのはなんだけど)は、やっぱり素晴らしい。脚本もさておき、時間が長くなろうが丁寧に作られているし、まったくをもってCGがないことに対して感動を運んでくれる気がする。もともとはネズミのシーンはCG予定だったにも関わらず、結局アナログ仕様で実際に撮影してくれたからこそ、彼のシーンは余計に涙を誘うに違いない。

今年はいっぱい映画を観よう。

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