Saturday, January 03, 2015

正月映画:「英国王のスピーチ」(2010 米)

ブリジット以来、コリン・ファースは素敵な俳優だと思っています。だけど、なんともこの堅物っぽい感じで華開いてない感はいっぱいあったけれど、英国王の苦悩を描いているこの作品は彼にとってはまり役だったと思います。素晴らしかった。

映像化するにあたって色々とデフォルメしていることは聞くけれど、彼の振る舞いや発言、人との距離感とかみていると、色々と考えることというか感じることはあるのは確か。きっと身分違いということで隔離された世界で生きてきた人、ひいては自分の生きていた世界以外のものをうけいれざる環境になかった人にとっては彼のような振る舞いをしてしまうに違いないと思う。それはきっと、先天的なもの(つまり産まれた環境)ではなく、後天的に作られたもの。それで判断されるって不幸だよね。

これまた色々と批判があったようですが、映画は映画。エンターテイメントはエンターテイメント。それでいいじゃない?って思います。

昨年久しぶりにいったロンドンだけど、今年も行ってみたいな。
どんだけ人生で他国を感じることができるか。なんだろう、それがきっと私を豊かにしてくれるはず。

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