Friday, January 03, 2014

「下町ロケット」(池井戸 順 著)


主人公であるの言葉や振る舞いが、特に後半になるにつれ、どうにも昨今、私の周辺にいる社長と重なってならない(苦笑)。設定年齢が40代後半だというから、ちょっとだけ某氏はよりも若いけれど、なんとなくの仕事や部下、社会に対する熱さがそれを感じさせるのでしょうか。そんな意味においては、活字を見ながら映像をみている気分。WOWさんがかつてドラマにしているのは知っているけど、いやいやキャスティングは私の方がきっと完璧です(笑。

てことで、「半沢直樹」で昨年一代風靡された著者の過去本。なにげに「バブル入社組シリーズ(→半沢の原作)」よりも、私はこちらの作品の方が夢あって、元気がでて好きでした。正義って言うのは簡単だけど、なかなか実行することができないのが常でもある世の中。脇を固める人物たちが、迷いながらも己の心と葛藤しながらも自分にとっての正義を見つけて行く姿って、やっぱりなんかいいものです。

今年のお正月もそろそろ終了。新たな気持ちでの仕事を視野にいれつつ、今年のチャレンジを考えなければなと思う。そう、しばし私はきっと自分の人生頑張ってこなかったから、少し心と脳みそが緩んでいると自覚して、努力しなければいけない。

過去との決別。現在へのコミットメント。私も作品の登場人物のように、仕事を楽しめる自分に戻らなきゃ、ね。

No comments: