Saturday, February 01, 2014

記憶に残る人

ビフォーシリーズを見ながら思いだした人、その1。今も時折連絡をとりあう某アラビア国出身のA。本当に私の人生を語るにはかかせない人です。いい意味でも、悪い意味でも(笑。

彼という存在がいなければ、きっと今の私はいなかったっていうくらい、私の人生を開放してくれた人。少なからず、私の私は彼に影響されているんだなって思います。


どこにいっても一人で海外をフラフラできているのも、英語を学んだ後に日本人特有のおかしなプライドを捨てて話せるようになったのも、自己主張できるようになったのも、見せかけではない愛情を知ったのも、信じていた人の裏切りを知ったのも、絶望したのも、だけどそれが世界であり人生だということを実感したのも、すべて彼との時間があったおかげ。


そして、そんな時に自分がどう感じて、どう生きるのか、自分が許せない限界値を教えてもらったのも彼のおかげ。本来であれば、恨みたいこともいっぱいあるけれど、思えば辛かった日々ですら楽しかったことに思えるくらいの愛を与えてもらっていたことを、いまさらながらに何気に理解できる昨今。本当に人生の深みを与えてもらったこと、感謝したいって思ってる。ま〜、そこまで奴が計算していたとは思わないけれど...。www


初めて一人で訪れた香港。空港まで迎えにくるといったのに、仕事が終わらないからそのままオフィスにきてと電話で言われて、困惑しつつ辿り着いたビルの下で渡された花束の重み。オフィスでの彼の歓迎会で、一人放置されて、彼の上司のシンガポーリアンと落花生を飛ばしながら花火をみて帰宅して、"Miyuだから平気だと思っていた"と言われた言葉の重み。放置プレーといったらそれまでだけど、今思えば、奴は本当にそう思ってくれていたのだと、そしてそういう機会を与えてくれていたこと、私の全部を受け入れてくれていたのだと感謝したいと思う。むかつくけれど、すごいことだよね。


奴との喧嘩はセリーヌとジェシーのごとく、いや超える程凄まじかったものです。頭からっぽになってお皿を投げつけて、バリバリに割れて翌朝大変なことになるってことすら忘れてしまうくらい、自分をさらけ出した喧嘩はあれが初めて。セリーヌのように、荷物をもって空港に向かったこともあったな。奴はジェシーではなく、迎えにきてくれなかったけれど。。。でも、そうしたことに悔いがないくらい正直に生きてた。だから、その後にめっちゃのんきに(それこそジェシー)愛を語り始める奴にむかついて。w でも、それだけ私のこと全部、奴は思ってくれていたんだね。


もちろんすべて過去のこと。だからこそ愛おしい今がある。

Ali、久しぶりに二人のお気に入りだったタイ料理、食べに行きましょう。
笑顔でいっぱいの時間、それが今の私たちっぽいから。

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