
英語コンプレックスがいまだにとれない私が言い訳がましく言うわけではないのだけど(苦笑)、私はやっぱり日本語が好きだ。学生時代、国語の成績は常にAをとっていたし、小論文が得意、高校時代にはソシュールにはまって

現在、外資企業に勤めているとなんとも摩訶不思議な日本語(いや、カタカナ語)に囲まれる機会が多くて、なんていうんだろう・・・相手が話しをしている内容というか核心がつかめないことが多分に発生してします。だからついつい本当に申し訳ないんだけど、話す相手に「カタカナぬいて話してください」とかお願いしてしまうやっかいな私(ちゃんと自覚アリ)。でも・・・なんとも漠然と曖昧でつかめてしまう英語ではなくて、クリアな会話したんだよねぇ。日本語でしか表現できないこと、あるって思うのです。デザインの方向性を伝達するには。ううむ、難しい。
今回、この本を読んで、実は一冊読み返した本「草枕」。
ここ数ヶ月で私が考えていたこと全てを言い当てている冒頭でした。学生時代は全く気にも留めなかったことだけど、今読むとすごーく味わいあり深い内容だね。
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「草枕」(夏目漱石)
山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。
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そう、住みにくい世の中です。でも・・・理解しあわないとね
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