Thursday, December 24, 2015

"アートとスキャンダル"

Londonで人気だった6回講座を90分要約で受けてきました。さすがにつめっつめで息継ぎできない程だったけど、内容が濃くて興味深し。

ベースとなるコンセプトは「知っているアート作品を視点をどこまで変えることができるか」。そういう意味ではスキャンダルっていっても幅広い内容でもあって、既存概念から脱却したアーティストたちへの歩み寄りっていう観点もあるかもな〜、と。

英ケンブリッジ大学のフィッツウィリアム美術館がミケランジェロの作品である可能性が高いとの分析結果を発表したブロンズ像の話、Marcel Duchampの「泉」(男性便器に偽名サインをいれて発表)が20世紀のアート業界に与えた影響、Damien Hiestがコンセプト提示をして作らせている作品はアートと呼べるのか議論、ロダンに影響を与えたカミーユ・クローデルの再発見、男前だった女流画家たち etc...。アートを様々な角度で切りとっていくって、人生を切りとることにも近しいな、と改めて感じました。

今年はいつも以上にアートと向き合うことが多かった一年だったけれど、今回のセミナーは2015年最後にふさわしいものでした。Mie先生、来年もよろしくお願い致しますっ!

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