Friday, December 18, 2015

"肉筆浮世絵- 美の競艶"

"春画展"を観に行った時も思ったけれど、日本が誇るべきアート作品が、実は海外へおぞましい数流出していることに驚きます。今回の展示も日本美術収集家のロジャー・ウェストン氏の個人所蔵(なんと1000点!)からのもの。観た事ない作品ばかりで、眼から鱗。描かれている遊女の着物の柄とか髪の毛の質感とか、とても美しくて見入ってしまいました。

幕末以降の作品群になると、いっきに現代を感じるものが多く、構図も漫画調になったり興味深いです。初公開の「一休禅師地獄太夫図」は個人的にも複雑な感想をもった一方で、11月に観に行った村上隆氏の五百羅漢図(https://goo.gl/rbge3x)をなんとなく思い出しました。日本人の死生観なのでしょうか。

http://weston.exhn.jp/index.html

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