Monday, April 18, 2022

イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点」

20世紀最大の画家、パブロ·ピカソのちょっと玄人好みな展覧会。いつも思うけれどイスラエルが所蔵している作品って、欧米のものとは全然違う視点が多い気がします。今回もそう。こんなの持ってるんだーっていう100点はとても見応えが。でも「ピカソを観たい!」という気持ちできたらちょっと残念な人も多いかもだなぁ...。

展示は彼の生きてきた年代とテーマ、それに影響を与えた女性たちもとにまとめられていましたが、短期間で膨大な作品を生み出していたピカソを改めてすごいエネルギーであっただろうと感じました。そしてなにせ付き合っていた女性が若い!!この時って70歳よね?って思いつつの20代!きっと走り続ける男、ピカソって魅力的だったんだろうなぁ(遠い目)。

私としてはゲルニカを生み出す直前の作品群がとても興味深かった。今の時代もそうだけれど、戦争というエネルギーは芸術家といった感性の人にとって怒りというパワーを生み出すのかもしれない。作品を観ながらそんなことを考えました。
会期は6月19日まで。小さな美術館なので予約必須です。

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