2021年、トゥールーズ・ド・ロートレック(1864.11.24~1901.9.9)が、没後120年となりました。
昨年はラフェエロが没後500年、一昨年がミケランジェロが没後500年。コロナ禍でなければ、間違いなく南仏アルビ(彼の生まれ故郷)で行われているであろうイベントに参加していただろうなぁ(苦笑。
ロートレックというと、いわゆるムーラン・ルージュの踊り子を描いた広告的版画が日本では有名ですが、生い立ちとしては中産階級のボンボンだというのに、病気のために背が伸びず(16歳での2度目の骨折が致命的)コンプレックスを抱いて生きていてさらには早死(36歳!)にしてしまった人。なんだか報われないというかなんというか。切ないエピスードしか出てきません。
意外と知られていない唯一描いた自画像やゴッホの肖像画(パステル調なのが興味深い)、決してこちらをみないモデルたち。
実はロートレックの面白さとは、版画ではないところにあるのではないかしら。
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