Saturday, February 20, 2016

「Les Leicas de Doisneau」@Leica Gallery Tokyo

京都とほぼ同時開催となるロベール・ドアノーの写真展。昨夜、銀座で開催されたレセプションにお邪魔してきました。

ドアノー氏の言葉の中で、私にとってとても印象的なものがあります。"僕は自画像しか撮れない"、つまり彼は感情移入した時しかシャッターを押せなかったんだそうです。ひょー、かっこええな〜。昨今のデジタル文化、多くのフォトグラファーも多分にシャッターを切っていることを考えるとこの言葉はとっても重たい。

そんなことを思いながら作品を見ていると、ここに表現されている全てが彼が切りとった彼の自画像=彼の顔なんてことがコネクトしてしまって、妙に色々考えてしまいました。写真の切りとり具合ってその人自身を知るエッセンスに溢れていてやっぱりいい。むふふ

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この溢れんばかりの豊かさを提供してくれる世界で自分を見失わないために、私が生み出したゲームの規則がユーモアと慎みだ。
それは、超えてはならない境界を私に示してくれる。
-ロベール・ドアノー

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