Saturday, October 08, 2022

「イッタラ展」


一年の多くを室内で過ごす北欧の人々にとって生活の質はとても大切で、日が差さず暗くなりがちな室内においてはとくに暖かみや温もり、明るさが大切でしょう。また、大量生産されたモノでは無く木やレンガなどの自然素材を熟練の職人によるハンドメイド的なモノが好まれていて、それが北欧デザインの根幹であるとも。

北欧と私が生まれ育った北海道は、そんなところが共通する趣向なのではないかと思います。だからなんとなく惹かれてしまう。今回の展覧会を観ながら、自然や光とか、流氷とか幼い頃に過ごした町々を思い出しました。
Bunkamuraで開催中の「イッタラ展」。創業140年を記念した日本初の巡回展ですが、なかなか興味深かったです。泣く子も黙る(笑)アアルト夫妻をはじめとする数々のデザイナー紹介や日本と縁あるデザインコラボなど見どころ満載で、なぜこのラインナップで展開していたのかとか、頭を整理するとかも含めてとても楽しめました。そうそう、いらしていたお客様もちょっといつもの美術展とは違いましたね。アートというよりはプロダクトとしての興味が強い方が多かったのかもしれません。
会期は来月10日まで。ぜひ足をお運びくださいませ。

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