Sunday, March 23, 2014

Les Deux Magots

久しぶりにK-balletの舞台を観にきました。

思い立ったが吉日。時間が急に空いたのでどうしても行きたかった大好きな"バヤデル"の舞台を即効予約。色々思い出がある演目、だからこそ観ておきたかった。

哲也くんが、入団後に初めて来札しブロンズアイドルを踊った演目。ニキヤはデュランテが務めていました。私は当時、大学1年生で、人生の中でバレエと離れていた空白の2年間。当時「厚生年金会館」と呼ばれていた劇場の一番上(たぶんE席とかだったと思う)の席に座って、立ち上がれないくらいの衝撃を受けた演目です。私、ここで何してるんだろうって思ったこと、忘れられないな...。バレエの道は閉ざされた(才能ないのは誰よりもわかっていたので)けれど、自分ができることを見つけなければいけないってすごく思った瞬間でした。頭、がっつんって感じ。

姉が今でも笑います。あまりの感動にどうしても次の日も舞台を観に行きたくって、持っているお金をすべて出しても足りなくって(小銭の500円も吐き出した)借金を依頼。当日券のチケットオフィスで小銭含めて支払いしたこと。それだけの感動があって、どうしても観たいって思ったこと。そう、そういう舞台の演目だったのがバヤデルの衝撃でした。

そして。

社会人となって、Parisに行って初めてオペラ座でみた舞台がやっぱりバヤデルでした。これまたチケットをぎりぎりにとったこともあって、ほとんど立ち席状態のボックス席。でも素直に言える。あれ以上の感動をその後なんどもオペラ座にいったけれど、感じたことってないくらいの衝撃だった舞台。今はエトワールを務めているジローが踊ったガムザッティ。正直、その日に誰がニキヤを踊ったのか覚えてないくらい衝撃をうけたダンサー。そう、大人になってから初めてわかる舞台の深さと重さ。子供時代の白の世界のバレエではない深さなのですよね。

さて、これからインドにいってこよう。
きっときっと、何かまた私の心に何かを残してくれるはずです。
http://www.k-ballet.co.jp/performances/2014-labayadere

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