彼はいつも笑顔で「今日いらっしゃると思っていたんですよ。ここが一番"気"がいい場所だから、ゆっくりしていってください」と、滝の前の席を"予約席"として用意してくれていました。私が事前に行くなんて一言も伝えてなかったというのに、不思議といつも。
その後、会社を離れ時々しか顔を出さなくなった後もいつも"待っていて"くださった人。だけど突然、ある日を境としていつもの場所から消えてしまいました。友人たちからも「最近、いないんだけどどうしたのかな」なんて言葉を聞いていて、とても気がかりではあったのです。
そして昨夜、見知らぬ番号から一本の電話。「ずっとずっと気になっていたんです。ご心配されているのだろうって。だけど今日、ようやく貴方に連絡できました。その時がきたんでしょうね。今ね、色々と世界が動いているんですよ。....etc...」
***
大好きな雅叙のおじさん。不思議なご縁と人のつながりを感じた一日の締めくくりにこうしてまた再会(電話だけど)できたことの意味をしっかりと感じとりたいと思う。おじさんの言うように、世界が動いているのかもしれない。なんか"今"なのかもしれない。そんなことを感じずにはいられないタイミングだったから。
電話を切る直前、おじさんが私に言った一言。
「貴方は、風を感じることができる人だから大丈夫」
少し前にある方に"どんだけ風が吹いているんですか。びゅーびゅーくらいよく言ってますよね(笑)"なんて言われちゃったけど、私どうやら風がわかるみたいです。ww
五感を研ぎすまそう。