今回の旅のお伴に選んだのはこの作品。久しぶりの辻さんの長編作品です。
往路の機内で読み始めてから実はかなりの一気読み....というか、止めることができなくなるくらいはまりました。
日本とハワイの時差は19時間。日本にとってハワイはつねに昨日の世界、ハワイからみると日本はつねに明日の世界。私の場合は、欧州に向かっていたのでその時差の半分で生きている感じなので、ちょっと戻るけど昨日って感覚ではない場所にいる、なんて改めて時差について「過去」「今(現在)」「未来」について考えたりしました。だんだんと旅慣れてきてしまっているのもあるけど、これって本当はスゴイことですよね。便宜上、よかれと思って私たちは時間を決め、国を区切り、たとえそれが愚かなことでも、そのせいで苦しんだとしても、そういうもんだと思って生きてきた。なんだか今回はそんなことを色々考える時間となりました。
そういえばこの数年、私自身がもしかしたら、時間をいったりきたりしていたのかもしれません。懐かしい人との振返り時間という「過去」、そして彼(彼女)が「今」生きている時間の共有、新しい人(時には本人)との出会いという「未来」。その瞬間、自分が異空間にきたからこその体感でもあるし、ソーシャルメディアの発達によっての「今日」という日をつながったままでこそ感じているから故の不具合というか違和感というのかもあるのかな。だから本当の意味での「時間旅行」なのかも...。
劇中にあった「運命」という言葉についてのやりとりは、私の中で「なるほど」というかとてもしっくりきた解釈。
“「運命というのは、結果に対して使う言葉だ。まだ何も始まってないものに使える言葉じゃない。君が言う運命というのは、ただの誤解とか錯覚のことを指す。死ぬまで、人間は、それが運命かどうかなんて分からないものだ。」”
“「運命の出会い、と人は自慢する。最初からぼくらは出会うことが決まっていたんだって、目を輝かせて言う。でも、そうじゃない。出会った結果に、運命が後付けされて、さも、その出会いが、あらかじめ神によって定められていたかと思うような、神々しさを生み出す。卵が先か、鶏が先か、ってのに似てる。運命は言わば、出会った結果を、より神秘的に見せる後付けの装飾品に過ぎない。人間は出会うために日々を生きてきた。その努力が二人を出会わせた、と思うのが正しい。」”
「運命」はそこまでだと本人が決めた時に使う用語。だから、「結果」。
運命って、自分で決めたことなんだ...。諦めたから出る言葉なんだ...。
そういう意味や解釈なら、私は「運命」を認めたくない。
価値ある「過去」を過ごし、意味ある「今」を生きること。私にとっての「未来」はまだ信じられるものでいてほしい。そして、私の歩んだ「過去」から繋がっていて欲しい。
http://renzaburo.jp/dateline/
Monday, July 27, 2015
Sunday, July 26, 2015
「没後10年 ロバート・ハインデル展」
時差ボケ&急性夏バテに鞭を打ちながら、滑り込みで行ってきました、「ロバート・ハインデル展(https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/archives/15/robert/)」。
60年代にイラストレーターとして活躍した後、70年代中頃から徐々にファインアートへと移行していったアメリカ人の画家。ダンサーの作品が多いことから"現代のドガ"とも呼ばれています。ちょうど私のバレエ人生ドストライクなので、懐かしいな〜。
遠い昔、地元の彫刻家のモデルをしたことがありますが、その時にとっても役立ったのが彼の構図。初めての経験だったこともあって、同じポーズを続けるのにいかに見栄えがよいのかとか参考にしました。でも辛かった思い出です(苦笑)。
今回の展示では、ダンサーだけではなくて歌舞伎作品もありました。動きあるダンス構図をいかした歌舞伎の躍動感。実はこちらの方が私には興味深かった。能とか歌舞伎とか、やっぱりどこか表現者にとっては共通するものがあるのかな。
Anyway. 久しぶりの日本での展覧会は、人がいっぱいの中でゆったりといった感じではなかったけれど、"帰ってきた〜"と実感致しました。それもまた楽しかった。ふふ
60年代にイラストレーターとして活躍した後、70年代中頃から徐々にファインアートへと移行していったアメリカ人の画家。ダンサーの作品が多いことから"現代のドガ"とも呼ばれています。ちょうど私のバレエ人生ドストライクなので、懐かしいな〜。
遠い昔、地元の彫刻家のモデルをしたことがありますが、その時にとっても役立ったのが彼の構図。初めての経験だったこともあって、同じポーズを続けるのにいかに見栄えがよいのかとか参考にしました。でも辛かった思い出です(苦笑)。
今回の展示では、ダンサーだけではなくて歌舞伎作品もありました。動きあるダンス構図をいかした歌舞伎の躍動感。実はこちらの方が私には興味深かった。能とか歌舞伎とか、やっぱりどこか表現者にとっては共通するものがあるのかな。
Anyway. 久しぶりの日本での展覧会は、人がいっぱいの中でゆったりといった感じではなかったけれど、"帰ってきた〜"と実感致しました。それもまた楽しかった。ふふ
Wednesday, July 22, 2015
avoir du nez(嗅覚が働く)

犬の嗅覚の素晴らしさは、在籍当時すごく勉強させてもらいましたが今回のようなことがある度に実践として理解します(そういえば数ヶ月前に同じようなこともあったな〜)。彼らにどのくらいの嗅覚引き出しがあるのでしょう、一度見てみたいものです。
そういえば。ミラノでは、レストランやバール、スーパーマーケット含めてほぼ犬連れOKでした。そして大型犬が多かったかな。これも文化だね。
Monday, July 20, 2015
元上司...といっても4ヶ月だけど@ミラノ
彼にとって激動だった数年を経て「ミラノでは色々あるけど、とても仕事が楽しいし、今のチームを最高にしたい」と言い切る姿はとても自信に溢れてかっこよかった。先行く先輩がイキイキしてチャレンジし続けてるって嬉しいものです。
奥様の智美さんとゆっくりお話することが出来たのも嬉しい収穫。お二人の掛け合い漫才のような仲良し具合も心地よかったし、パートナー構築の先輩としてもいい刺激を受けました(笑)。本当にお世話になりました。
こうして誰かにとっての〝今の人生〟を垣間見させてもらうと、自分自身も少しだけ世界を広げる機会を与えてもらえてる気がします。どうしても人は変わらないことが心地よいしラクな方に逃げてしまいがちだけど、あえて飛びこんでみるって年を重ねれば重ねる程、強く意識した方がいいかもしれません。ラクなものからの脱却というか、知ってると思い込まない貪欲さというか。意識しないと意識ある人たちに置いていかれそう。
私の人を巡る旅も、そろそろ終盤。大好きな人との再会と新たな出会いに感謝しつつ、まずはParisに帰ります!
私の人を巡る旅も、そろそろ終盤。大好きな人との再会と新たな出会いに感謝しつつ、まずはParisに帰ります!
〉藤本さん、智美さん、ミラノで出会った皆さま。Arrivederci!
Wednesday, July 15, 2015
Parisのお姉ちゃん・2015夏
お姉ちゃんと今年の再会写真。笑われちゃったけど、ちゃんと会いたい人に会いに来れた証でもあるから。
もともとは友人経由で知り合ったお姉ちゃんとは、そろそろ10年選手な付き合いとなります。彼女にしてみると「そろそろ意思表明しなさい!何処行きたい?何したい?」と言われるくらい訪ねる度に彼女の前では(いや、いつもか?)任せっきりな私ですが、なんだかんだ言いながらこうして時間を作ってくれることがとっても嬉しいし、そもそも会えるだけで本当に幸せ、そんな人と出会えたこと自体に感謝したい。
お互いほとんど見た目の変化なく。でも、会話することはちょっとだけ大人になったかも?(いや、そう信じたい。苦笑)
変わらぬ今年もありがとう、また会いにきます。私も変わらないように、前にすすみます。
もともとは友人経由で知り合ったお姉ちゃんとは、そろそろ10年選手な付き合いとなります。彼女にしてみると「そろそろ意思表明しなさい!何処行きたい?何したい?」と言われるくらい訪ねる度に彼女の前では(いや、いつもか?)任せっきりな私ですが、なんだかんだ言いながらこうして時間を作ってくれることがとっても嬉しいし、そもそも会えるだけで本当に幸せ、そんな人と出会えたこと自体に感謝したい。
お互いほとんど見た目の変化なく。でも、会話することはちょっとだけ大人になったかも?(いや、そう信じたい。苦笑)
変わらぬ今年もありがとう、また会いにきます。私も変わらないように、前にすすみます。
Saturday, July 11, 2015
よもやま話 ; Marina Abramović
レディー・ガガもリスペクトしているという旧ユーフォスラヴィア出身のパフォーマンスアーティストをご存知ですか?SATCの中で、“16日間何も食べない、しゃべらない、すべてをみせる”というパフォーマンスが登場していますが、その元ネタとなっているのが彼女です。
さてさて。先日お邪魔したArtクラスは「Conceptual art」がテーマ。正直、脳みそが痒くなりそうな話が多かったのですが(恥)、紹介されたこの映像がとても素晴らしくて、地味に見返しています。
彼女が行っているパフォーマンスは「1日6時間椅子に座り、机の前に座った観客と一言も言葉を交わさずに向き合う」というもの。彼女に対面した観客たちは、次第に涙を流し始めたり、微笑んだりするものの、アブラモヴィッチは対照的に見つめるだけ。ただ一度だけ激しく動揺した男性がいて...。
彼の名前はUlay、彼女の公私わたってのパートナーだったそうです。誕生日が偶然にも同じだった二人は76年にアムステルダムで運命的な出会いをし、それから二人でのパフォーマンスアートの生活が始めたものの、その後に哀しいことに別の道を歩むこととなりました。彼女は彼がここに来ることを知っていたのか?彼女の表情の変化が全てを語っているようにも感じます。
Conceptual artについては未だしっくり来ていないけど、これはArtだと思う。皆さんはどう思いますか?
https://youtu.be/OS0Tg0IjCp4
(Face bookより転載)
さてさて。先日お邪魔したArtクラスは「Conceptual art」がテーマ。正直、脳みそが痒くなりそうな話が多かったのですが(恥)、紹介されたこの映像がとても素晴らしくて、地味に見返しています。
彼女が行っているパフォーマンスは「1日6時間椅子に座り、机の前に座った観客と一言も言葉を交わさずに向き合う」というもの。彼女に対面した観客たちは、次第に涙を流し始めたり、微笑んだりするものの、アブラモヴィッチは対照的に見つめるだけ。ただ一度だけ激しく動揺した男性がいて...。
彼の名前はUlay、彼女の公私わたってのパートナーだったそうです。誕生日が偶然にも同じだった二人は76年にアムステルダムで運命的な出会いをし、それから二人でのパフォーマンスアートの生活が始めたものの、その後に哀しいことに別の道を歩むこととなりました。彼女は彼がここに来ることを知っていたのか?彼女の表情の変化が全てを語っているようにも感じます。
Conceptual artについては未だしっくり来ていないけど、これはArtだと思う。皆さんはどう思いますか?
https://youtu.be/OS0Tg0IjCp4
(Face bookより転載)
Sunday, July 05, 2015
「Sans Soleil」 by Chris Marker(1982 仏)
フランス映画祭に行けず悔しい想いをしたので、昨日はこちらでフランス映画を堪能。
1982年にフランスで公開されたドキュメンタリー映画ですが、あまりにも実験的で詩的な作品でした。日本・西アフリカ・サンフランシスコ等を旅する架空のカメラマンからの手紙を読む女性のナレーションが全編を通して流れます。
興味深かったのは映画の中にでてくる1980年代の日本の映像。昨今のクールジャパンは"アニメやオタク"だらけだけど、なんかここで捉えられている映像がとても昭和チックで"いい"んですよ。哀愁というか人間臭さというか、人の息を感じるというか...。
途中で意識を失いかけたけど(苦笑)、なんだかまったりとしつつも映像美に魅き込まれる作品でした。今月いっぱい、銀座のHERMESで。
****
アテネフランセでは、今月末からクリス・マルケル作品の特集上映とトーク、シンポジウムを開催するらしい。行ってみようかな〜。
会場:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)
会期:2015年7月27日(月)~8月1日(土)
http://www.athenee.net/culturalcent…/program/mar/marker.html
1982年にフランスで公開されたドキュメンタリー映画ですが、あまりにも実験的で詩的な作品でした。日本・西アフリカ・サンフランシスコ等を旅する架空のカメラマンからの手紙を読む女性のナレーションが全編を通して流れます。
興味深かったのは映画の中にでてくる1980年代の日本の映像。昨今のクールジャパンは"アニメやオタク"だらけだけど、なんかここで捉えられている映像がとても昭和チックで"いい"んですよ。哀愁というか人間臭さというか、人の息を感じるというか...。
途中で意識を失いかけたけど(苦笑)、なんだかまったりとしつつも映像美に魅き込まれる作品でした。今月いっぱい、銀座のHERMESで。
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アテネフランセでは、今月末からクリス・マルケル作品の特集上映とトーク、シンポジウムを開催するらしい。行ってみようかな〜。
会場:アテネ・フランセ文化センター(御茶ノ水)
会期:2015年7月27日(月)~8月1日(土)
http://www.athenee.net/culturalcent…/program/mar/marker.html
Saturday, July 04, 2015
Je me suis perdu(道に迷う)
自他共に認める"方向音痴"です。
「多くの女性はそうだよ」なんて最初は慰めてくださる方も、私の場合は世間の度を超しているので、いずれその方も呆れます。そしてどうやら楽しんでいただけるステージに移行します(友人たちは語る)。
昨夜は弟クン達と食事をしたのですが、なんと店の中で迷いました...。自分でもびっくり。そんなに広い店ではないのにどうやら三往復ほどグルグルしていたらしく...。
一通り爆笑された後に一人から質問。「そんなんで、どうして海外に一人で行けるんですか?」これもまた慣れている質問やねん。
「だって目的なく歩いているし、基本散歩してるんだもんっ!」
「多くの女性はそうだよ」なんて最初は慰めてくださる方も、私の場合は世間の度を超しているので、いずれその方も呆れます。そしてどうやら楽しんでいただけるステージに移行します(友人たちは語る)。
昨夜は弟クン達と食事をしたのですが、なんと店の中で迷いました...。自分でもびっくり。そんなに広い店ではないのにどうやら三往復ほどグルグルしていたらしく...。
一通り爆笑された後に一人から質問。「そんなんで、どうして海外に一人で行けるんですか?」これもまた慣れている質問やねん。
「だって目的なく歩いているし、基本散歩してるんだもんっ!」
Tuesday, June 30, 2015
木寺一路写真展「記憶喪失」
Natsukoちゃんの高校時代の同級生・木寺さんの展覧会に来ました。
人の温かな表情の切り取りが素晴らしく、観ている方まで笑顔になる、そんなポートレイトがいっぱい。そして体温を感じる作品群たちでした。あわせて来場者ポートレイトもまるでモデルさんのような魅力的な表情が廊下に埋め尽くされていて、こちらも見応え満載。私もしっかり撮影してもらったので、仕上がりが本当に楽しみです。

お時間ある方、是非いってみては?
https://www.facebook.com/events/910692228991662/
****
「記憶喪失」という展覧会テーマに込められたメッセージが心に残りました。写真を見ると、声や匂いや温度を思いだしますよね。それはやっぱりデジタルじゃないからこそなのだって、思います。
〝写真は記憶の装置
愛情にかたちはないけれど〟(会場内スライドから)
Sunday, June 28, 2015
愛する妹たち
久しぶりの娘たちへのお料理教室。不定期と言いながら、前回実施がいつだったのか忘れるくらい時間が経ってました(笑。
お料理前にアレンジメント作りを楽しんで、その後みんなでお料理を作って、いざパーティ開始。
充実な週末でございました。娘たちよ、感謝!!
お料理前にアレンジメント作りを楽しんで、その後みんなでお料理を作って、いざパーティ開始。
充実な週末でございました。娘たちよ、感謝!!
Friday, June 26, 2015
Charcuterie(シャルキュトリー)
Chair=肉、Cuit=火を通したという2つの言葉が語源となったフランス語。もともとは、お肉屋さんが余った肉片を何とかしようと保存のきくソーセージやハムに加工したのが始まりといわれています。
先日お会いした彼女の夢は、そんなシャルキュトリーを存分に楽しめる環境を日本に構築すること。今でも自身で作っていたり、輸入販売しているお店は沢山あるけれど、フランスのそれとは力の抜け具合がどこか違うってことは、私でもなんとなく肌で感じていたりします。
アラサーとして今の仕事を続けながら先々の夢をもつって素敵なこと。だけど準備の時間(お金を貯めるとか言葉を学ぶとか)だけで渡仏するまでにまだ2年以上かかるプラン。いやいや、娘よ、貴方は若い。飛び込んでしまえっ〜とついぞ言ってしまいたくなる私。だってきっと何とかなる...いや、動くことで何か次のものが見えてくるんです(経験者語る)。
4月クールにパートナーが仮面を被っているように見えるという某ドラマがあったけれど、実は人間の顔ってどういう生き様だったのかで作られているって実感することがあります。器用がいいとかじゃない。美しいのですよ、気合いで生きてきた人の顔。それは自身で作り出してきた顔なんだって私は思う。
彼女が夢を語る顔は、可愛くてほんわかしていて、応援したくなるものでした。そこに明確に意志が見えてきた時が旅立ちの時なのかもしれませんね。がんばれ!
(Facebookから転用)
Thursday, June 25, 2015
YEMEN 2005 - 山西崇文写真展
本日はこちらから。
「やっぱりこれはMiyuは観に行くべきだよ」と友人に勧められ来てみた。
日本の中で私はよく知ってる方にカウントされるだろう国だけど、そしてどこにあるか知られていない国だけど(苦笑)、結局は足を踏み入れたことはない場所、それがイエメン。
写真の中の人々の笑顔が印象的だったなぁ〜。遠いけど近い国、まさにその表現が正しい。だからこそ今の危機的状況は悲しいけれど、いつかは訪れてみたいという想いは変わらない。色々あったけれど、私にとっては人生の歴史の一つだから。
イエメンについてお話したかったけれど今日は写真家さんはいらっしゃらないみたい、残念。
「やっぱりこれはMiyuは観に行くべきだよ」と友人に勧められ来てみた。
日本の中で私はよく知ってる方にカウントされるだろう国だけど、そしてどこにあるか知られていない国だけど(苦笑)、結局は足を踏み入れたことはない場所、それがイエメン。
写真の中の人々の笑顔が印象的だったなぁ〜。遠いけど近い国、まさにその表現が正しい。だからこそ今の危機的状況は悲しいけれど、いつかは訪れてみたいという想いは変わらない。色々あったけれど、私にとっては人生の歴史の一つだから。
イエメンについてお話したかったけれど今日は写真家さんはいらっしゃらないみたい、残念。
Tuesday, June 23, 2015
「ヘレン・シャルフベック〜 魂のまなざし」@東京芸術大学
"フィンランドの光には独特の資質がある"。Miyamoto先生主催のアート講座でお話を伺った写真作家のJun Itoiさんは、フィンランドの森で捉えた光と影についてこのように語っていました。
そして今日はフィンランドを生きた女性画家、ヘレン・シャルフベックの展覧会へ。日本ではあまり知られていないであろうこの画家の回顧展がどのような経緯で開催されることになったのかはわからないけれど、なんともいえないくらい寂しい絵でもあり、哀しい絵でもあり、正直観ていて苦しくなりました。だけど目が離せない。光よりも影が気になる作品たち。そう、絵画であるここでも光と影が印象に残ります。
おそらく彼女はとても強い女性だったのかもしれません。自立した女性であったのかもしれません。だからこそ孤独だったのかもしれないし、自らの人生を受け入れたからこその寂しさや哀しさを見つけてしまったのかもしれません。そんなどこか覚悟というか生と死に向き合った時の表現を彼女自身の自画像の中で叫んでいたように私は感じました。形あるものはいつか壊れていく。色を失っていく。そんな覚悟を...。
素晴らしい展覧会でした、お時間見つけて是非。特に女性は観るべきっ!!
http://helene-fin.exhn.jp/
そして今日はフィンランドを生きた女性画家、ヘレン・シャルフベックの展覧会へ。日本ではあまり知られていないであろうこの画家の回顧展がどのような経緯で開催されることになったのかはわからないけれど、なんともいえないくらい寂しい絵でもあり、哀しい絵でもあり、正直観ていて苦しくなりました。だけど目が離せない。光よりも影が気になる作品たち。そう、絵画であるここでも光と影が印象に残ります。
おそらく彼女はとても強い女性だったのかもしれません。自立した女性であったのかもしれません。だからこそ孤独だったのかもしれないし、自らの人生を受け入れたからこその寂しさや哀しさを見つけてしまったのかもしれません。そんなどこか覚悟というか生と死に向き合った時の表現を彼女自身の自画像の中で叫んでいたように私は感じました。形あるものはいつか壊れていく。色を失っていく。そんな覚悟を...。
素晴らしい展覧会でした、お時間見つけて是非。特に女性は観るべきっ!!
http://helene-fin.exhn.jp/
Saturday, June 13, 2015
「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」@BUNKAMURA
アート史にはお金の臭いが同居している。ルネサンスを支えたのはメディチ家などの銀行家。金融で稼いだお金を芸術に注ぎ込み、パトロンとして文化を担ったといっても過言ではない、というか事実なのですよね。
今回の展覧会を眺めていると、作品の中にお金の臭いがどうにも追いかけています。自愛に満ちた聖母の周辺に金貨の模様がまみれていることに気付くと、心がざわつくのです。うまく言えないけれど皮肉めいているって思うんだよな〜。そして高利貸しを表現している作品の登場人物の表情。いかにも悪そう...というか当然それを狙っているのだろうけど。むむむ
Anyway. そして今回もイタリア絵画を観てちょっと笑える自分がいる。だってだって、キリストがやっぱりムキムキなんだもの。マリアがとっても男性ウケしそうなブリブリなのだもの。いいね、やっぱりそれでこそイタリアだ。
http://botticelli2015.jp/
今回の展覧会を眺めていると、作品の中にお金の臭いがどうにも追いかけています。自愛に満ちた聖母の周辺に金貨の模様がまみれていることに気付くと、心がざわつくのです。うまく言えないけれど皮肉めいているって思うんだよな〜。そして高利貸しを表現している作品の登場人物の表情。いかにも悪そう...というか当然それを狙っているのだろうけど。むむむ
Anyway. そして今回もイタリア絵画を観てちょっと笑える自分がいる。だってだって、キリストがやっぱりムキムキなんだもの。マリアがとっても男性ウケしそうなブリブリなのだもの。いいね、やっぱりそれでこそイタリアだ。
http://botticelli2015.jp/
Friday, June 12, 2015
他人の時間- Time of Others-
心締め付けられる展示群の中で、自分より若いアジアのアーティストの叫びが聞こえたような気がする。
タイトルにもなっている「他人の時間」という言葉の重み。誰かが過ごした時間をこちらは安全な場所で観ているという罪悪感。様々な感情に身を寄せながら、そんな風に相手の時間を知ることで、不思議と人と人のつながりについて脳が刺激をうけている不思議な経験。ああ、やっぱり言葉がなくても、人は人の気持ちを受け取るコトができるんだね。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/timeofothers.html
>村松さん、いつもありがとう!
タイトルにもなっている「他人の時間」という言葉の重み。誰かが過ごした時間をこちらは安全な場所で観ているという罪悪感。様々な感情に身を寄せながら、そんな風に相手の時間を知ることで、不思議と人と人のつながりについて脳が刺激をうけている不思議な経験。ああ、やっぱり言葉がなくても、人は人の気持ちを受け取るコトができるんだね。
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/timeofothers.html
>村松さん、いつもありがとう!
Wednesday, June 10, 2015
「山口小夜子 未来を着る人」
エネルギーに満ちた展覧会。小夜子さんが作り出してきた世界観をまるごと"感じる"ことができる空間でした。資生堂の広告写真は今みてもまったく色褪せることなく、いやそれ以上にとても新鮮で、更にいえばクールでオリエンタルなイメージの彼女がとてつもなく可愛いくて、本当に名作ぞろい。今、こんなにパワーあるクリエイティブってなかなか出会えないものな〜。そして人間力があるアイコンにも。
後半のパフォーマーとしての小夜子さん。彼女はそこでも、揺るぎなく、ブレることなく、どこをとっても山口小夜子さんでした。本当かっこいい。いや〜、憧れるわ。こんな女性になりたい。http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/sayokoyamaguchi.html
reunion 〜初のツーショット写真〜
学生時代、某スポーツクラブのフロントで一年弱バイトをしていたことがある。ホテルクロークの仕事と掛け持ちだったけれど、施設を利用できるっていうことが当時Balletと距離をおいていた自分は大きなメリットで、週に3回フロントにたっていました。
その時、休憩室で出会ったのがKくん。私より2つ年上だけど学年は一つ下というなんとも微妙な相手でしたが、思えば不思議なものだよね。あれからもう20年経つというのにいまだに定期的に会っているのだから。
彼曰く、私は彼の人生に影響を与えた人らしく(あまりいい意味とは思えないけど、こんなにギリギリ迄つっぱしる奴は見た事ないらしい)、定期的に<叱ってもらいたい>らしく連絡をくれる。これまた私はあまり叱った記憶は無いのだけど、私の話しっぷりは奴に刺さるそうだ。ありがたい?っていっておきましょうかね。www
とってもかわいかった女子大生時代を知っている友人は貴重なものです。
おっさんになってきた彼ですが、いつかお互いいいおっさんとおばはんになって縁側でお茶を飲みましょう。その時の話題はやっぱり「最近読んだ本はなに?」だろうね。
これからもよろしくね。
その時、休憩室で出会ったのがKくん。私より2つ年上だけど学年は一つ下というなんとも微妙な相手でしたが、思えば不思議なものだよね。あれからもう20年経つというのにいまだに定期的に会っているのだから。
彼曰く、私は彼の人生に影響を与えた人らしく(あまりいい意味とは思えないけど、こんなにギリギリ迄つっぱしる奴は見た事ないらしい)、定期的に<叱ってもらいたい>らしく連絡をくれる。これまた私はあまり叱った記憶は無いのだけど、私の話しっぷりは奴に刺さるそうだ。ありがたい?っていっておきましょうかね。www
とってもかわいかった女子大生時代を知っている友人は貴重なものです。
おっさんになってきた彼ですが、いつかお互いいいおっさんとおばはんになって縁側でお茶を飲みましょう。その時の話題はやっぱり「最近読んだ本はなに?」だろうね。
これからもよろしくね。
Sunday, June 07, 2015
les joyeux compagnons(愉快な仲間たち)
人と人が出会うのは"縁"だと思う。
「友達の友達は、皆友達だ」とタモさんは言ったけれど、そんなことは実はないってこと、ある程度の年齢になればわかったりもする。知り合いにはなれるけど、友達にはなれないものね(悲しいけど)。
今日はそんな前置きをふまえつつ、有り難いことに友となれた愉快な仲間と"縁"ある時間を過ごすことができました。昨年の偶然の出会いが生んだ奇跡とでもいうのでしょうか。気づけばランチ時間を超えて、ディナータイムに入ってしまうくらいの居座り具合。いやいや、心地よかったんですよ、NICE(ニース)なお店もね。
人生、皆悩みます。でも美味しいお料理とエロいwineがあれば幸せになれます。気が合う人が傍にいる。それでいいのだと私は思うのです。ありがとう、今日もいっぱいありがとう。
「友達の友達は、皆友達だ」とタモさんは言ったけれど、そんなことは実はないってこと、ある程度の年齢になればわかったりもする。知り合いにはなれるけど、友達にはなれないものね(悲しいけど)。
今日はそんな前置きをふまえつつ、有り難いことに友となれた愉快な仲間と"縁"ある時間を過ごすことができました。昨年の偶然の出会いが生んだ奇跡とでもいうのでしょうか。気づけばランチ時間を超えて、ディナータイムに入ってしまうくらいの居座り具合。いやいや、心地よかったんですよ、NICE(ニース)なお店もね。
人生、皆悩みます。でも美味しいお料理とエロいwineがあれば幸せになれます。気が合う人が傍にいる。それでいいのだと私は思うのです。ありがとう、今日もいっぱいありがとう。
Friday, June 05, 2015
Les préparatifs sont en bon train
airbnb経由で連絡したホスト達から全く反応がない(連絡24時間以内とか72時間と書いてあるのだけどね〜)。これもまたお国柄ってことなのかなっと思って、向こうの知人やお姉ちゃん経由で相談してみたところ...。
あっという間にいくつかの候補が届きました。正直一人なんだけどな〜ってくらいゴージャス版が多くておののき中。ちょうどバカンスのタイミングだっていうのもあって、貸したい&借りたいというバランスがとれていたのかもしれないし、知っている人経由だからっていうのもあるのかもしれない。にしても、ここまで広いってのは...汗。
数年前だとお部屋を貸してほしいなんてお願いなかなか出来なかったけれど、今はairbnbといったサービスの認知が高まったのか意外と簡単に受け入れてくれる人がいるんだ〜ってちょっと時代が変化したことを感じたりもします。
旅のスタイルもきっとどんどん変化するんだろうね。
あっという間にいくつかの候補が届きました。正直一人なんだけどな〜ってくらいゴージャス版が多くておののき中。ちょうどバカンスのタイミングだっていうのもあって、貸したい&借りたいというバランスがとれていたのかもしれないし、知っている人経由だからっていうのもあるのかもしれない。にしても、ここまで広いってのは...汗。
数年前だとお部屋を貸してほしいなんてお願いなかなか出来なかったけれど、今はairbnbといったサービスの認知が高まったのか意外と簡単に受け入れてくれる人がいるんだ〜ってちょっと時代が変化したことを感じたりもします。
旅のスタイルもきっとどんどん変化するんだろうね。
Tuesday, June 02, 2015
友人をめぐる旅
先日参加したアーティストトークの方から頂いたコメント、「旅する力(沢木耕太郎 著)」の言葉が妙に心に引っかかって再読中です。
初版のタイミングから数年経ってから読むと、活字もまるで熟成されたワインのように頭の中に滑らかに含まれていく気がします。そして次に心にすーっと落ちていく感覚がやってくる、興味深いものです。
私が昨今テーマとしている「友人を巡る旅」は、沢木氏の表現でいう四十代を適齢期とする旅に充たるのかはわからないけれど、明らかに二十代や三十代には出来なかった旅に違いありません。
次の旅ではどんな出会いや素敵なものを感じることができるだろう。考えるだけでわくわくします。
****
「ほんとうにわかっているのは、わからないということだけかもしれないな。知らなければ知らないでいいんだよね。自分が知らないということを知っているから、必要なら一から調べようとするに違いない。でも、中途半端に知っていると、それにとらわれてとんでもない結論を出してしまいかねないんだ。どんなに長くその国にいても、自分にはよくわからないと思っている人の方が、結局は誤らない。」
「旅する力」沢木耕太郎
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初版のタイミングから数年経ってから読むと、活字もまるで熟成されたワインのように頭の中に滑らかに含まれていく気がします。そして次に心にすーっと落ちていく感覚がやってくる、興味深いものです。
私が昨今テーマとしている「友人を巡る旅」は、沢木氏の表現でいう四十代を適齢期とする旅に充たるのかはわからないけれど、明らかに二十代や三十代には出来なかった旅に違いありません。
次の旅ではどんな出会いや素敵なものを感じることができるだろう。考えるだけでわくわくします。
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「ほんとうにわかっているのは、わからないということだけかもしれないな。知らなければ知らないでいいんだよね。自分が知らないということを知っているから、必要なら一から調べようとするに違いない。でも、中途半端に知っていると、それにとらわれてとんでもない結論を出してしまいかねないんだ。どんなに長くその国にいても、自分にはよくわからないと思っている人の方が、結局は誤らない。」
「旅する力」沢木耕太郎
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