この冬、最後のアートセミナー。来春、東京で開催される「エル・グレコ展」をちょっぴり先取りする予習クラス、大満足でございました。
肖像画や筋肉コンシャス、そして色彩と引き延ばされた画風。いぶし銀な特徴ある色彩の印象からなのか、勝手にスペイン人と思っていたグレコさんは、クレタ島出身でかつイタリア美術に多大なる影響を受けた人でした。
彼が生きた時代。ルネサンス後期、そしてレンブラントを代表するバロック以前に過ごした彼。晩年に「古くさい技法」と呼ばれた彼の作風は、今みると、誰よりも現代的...というかアニメに近いなーと思うのは私だけでしょうか。彼の作風である"人間くさい表情"からなのかもしれないけど、言葉が聞こえてきそうなのです。いや、吹き出しがありそうなのです(笑)。
そして今回の講義で知った彼のデザイナーとしての才能。やっぱり、時代の先を進みすぎた画家だったのかもしれませんね。いまや、それをリアルに知ることができないっていうのが本当に悔しいです。
今回、S先生に教えていただいた「手」に注目して絵画を見るという楽しみ方。
手フェチな私としては、ぜひぜひこれから堪能してみようと思います。なにげに、エル・グレコの描く「手」は好みじゃないいだけどね〜。あははh
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