高校時代の選択は「日本史」でした。
私の恩師であるその歴史の先生は「平家の末裔」という人で、結婚したパートナーは「倭冦の末裔」。身分違いの二人だった故に親戚中から反対をうけて、九州から北海道かつオホーツク地域というエリアまで逃げてきたというエピソードをもつ人だったこともあって、かなりディープワールドな世界観で歴史を語ってくれました。正直、彼の歴史の時間をどうしても聞きたかったこともあったし、そもそも北海道では知り得ない世界をもっていたこともあって、妙になついていた(苦笑)私がいます。高校生だというのに、先生の授業はすべて録音して家で黙々と念仏のように聞いていた受験勉強。受験以上のことを学ばせてくれた大切な人です。
就職してから不思議なご縁で再会し、海外の人と接することになった私が先生に訴えたことがあります。
「先生の授業は素晴らしかったけれど、もっと宗教とかその国の習慣とかを知りたかった」
先生は多いに笑って「お前はそこまで達したか。早かったな」なんておっしゃってた。
この本は、少しだけそんな私の欲求を満たしてくれました。だけど、もっともっと私は一般的なことというか、身近なことを知りたいと思う。
歴史を知る手法は、年号を覚えるだけではない時代がやってきたと思います。
私がしっている海外はこんなんじゃないもの。
No comments:
Post a Comment