Sunday, October 30, 2011

一ツ山チエ

Mちゃんに誘われて、「AOSANDO ART FAIR」に行ってきました。

普通にショップを開きながら、店内にアートがあるというこの企画。アーティストの作品も金額提示がされていて購入することができます。身近に現代アートを知るという機会というか、日常に入り込んでいる隙間を狙っているというか、そんな抜け感がいいな〜。w

さて前回も一度お誘いいただきながら結局観ることが出来なかった「一ツ山チエ」さんの新作が今回展示されているというので、それをゴール設定として、ふらふらと散策しながらのARTタイム。しばし仕事三昧でアートな時間をもつことできてなかったから、ちょっと嬉しい。新鮮な刺激を青い風船探しながら、ゆっくり歩くのは楽しいものです。

てことで、作品に対面。

でかっ!!

遠目からあれ、あれと指差すMちゃん。きぇええええ、巨大マグロがそこにありました。すごーーい!!なんとなんとこれらはすべて新聞紙で作られているのですって。ひょえ〜、どれだけ時間かかる作業なんだろう(爆)。なにやら、彼女のプロフィールを読むと、
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幼少の頃から紙ひもの工場で紙にうもれて遊んでいたという一ツ山さん。「ちりも積もれば山となる」という言葉そのままに、集積という物理的、時間的な美しさや力強さを感じつつ作品を生み出します。
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とのこと。なるほど、やはり幼少期の記憶や経験から、生まれているものってあるんだね。興味深し。

11/3まで開催しているようです。
お時間ある方は是非。

Saturday, October 29, 2011

"残りご飯 de きのこリゾット"

引越しを機に、我が家には「炊飯器」というものがありません。

ご存知の通り、「ご飯とお味噌汁がなきゃ生きていけないタイプ」ということもなく、家で作っている炭水化物系といえばパスタやうどんといった麺類で充分だったりして。時に食べたい時には、ルクエを使ってレンジで一人分チンして作ればいいしなんて過ごしていたら、本当必要なくなってしまった(笑。

というわけで、久しぶりの「米」レシピの登場。シェアいただいた"新米お握りさん"なのですが、やっぱり夜遅くに帰宅してから食べようという気にならずにいたら数日経過。冷蔵庫にいれているので大丈夫だとは思うのだけど、やっぱり不安になったので加熱しようとリゾットを作ってみました。ま〜、洋風おじやですな(笑。

「秋の味覚祭」を一人開催中なので、冷蔵庫にふんだんにはいっているキノコや玉葱、フランスから買ってきた唐辛子入りのバターと牛乳を加えてグツグツ弱火で煮込んで、あっという間に出来上がり。仕上げにブラックペッパーとパセリを加えて、一回して盛りつけたら、パクチー(いつも登場。苦笑)を飾って完了です。

お米のもちもち感がとってもいいお仕事をしてくれました。
感謝、感謝。


「しあわせの雨傘」(2010仏)

ドヌーブはジャージを着ていても美しい。

映画の原作である「ポティシュ」とはフランス語で豪華だけど実用性ない花瓶の意味。映画本編でも主人公のドヌーブが何度となく「飾り壷(つまりお飾りな妻)」という言葉を使います。女性も対等であるようなイメージのあるフランスですが映画の背景である1960年代は、まだまだ「女性は家庭で何もしなくていい」という時代だったそうです。それはある意味、幸せなことでもあるけれど、どこか「自分の存在の意味は?」なんて思い始めてしまうとそれはそれで辛かったのでしょう。旦那や子供たちとの関係性もそこには含まれているのだろうし...。

私は幸か不幸か(いや、どう考えても年齢的にヤバし!w)、「あなたは家にいてもいいよ」なんて言ってくれる相手もいないので、自ら稼がなきゃご飯も家も失ってしまう状況。だから本質的には、その閉塞感というか孤独感というかはわからないのだけど、友人達の声を聞いてみるとなるほどな...なんて思うところもあったりして。私だったら、そんな状況をどう過ごすのだろうな〜。

さて、映画。

ある意味、とってもフランス的な内容ですが、お話はシンプル。ある意味、予想を裏切られることないサクセスストーリーでございました。男性は面白くないかもしれないけれど、女性にとっては「生き方」として頷けるところも多いし、ちょっと皮肉めいたことも納得できたり楽しめると思います。

休日の一本にはオススメです。お時間あれば是非。

Friday, October 28, 2011

家庭料理

独り身の私にとって、母の味が家庭の味というのは変わりなき事実です。生まれ育ったのが「北海道」ということもあり食材含めておそらく異なった環境だったこと、母が学生時代から東京暮らしだったことも相まって、私の味覚や料理はMix的な香りが多分にしています。

とはいうものの。

やはりベースとなる食材が変わると料理も異なるものです。他所様のお弁当の垣間みるとお魚の種類と味付け、お野菜やおにぎりの形(それは家庭の所以か?)等、本当に違うなぁなんて驚きます。それは住んでいる環境か、たんなる家庭の個性なのか?考えてみると面白いものだね。

そうして、こうやって相手の環境を知ることが何より楽しかったり...。
理解はできなくても、「知る」という行為は続けたいし、せっかくだから楽しみたい。そして、お互いの郷土料理を楽しみながら語り合える時間を大切にしたいと思うのです。

自分が知っていた環境だけが、現実ではありません。
まだまだ知らないことがいっぱい。だから現実を追うことなく夢見ることが人間はできるのだと私は信じています。

Le vin joyeux. Bienvenue à nouveau.

美味しいワインと楽しい時間。おかえりなさい、今宵もありがとう。

Wednesday, October 26, 2011

「エンディングノート」(2011日)

今、この時だから観なければいけないと覚悟を決めて行ってきました。

逃げてはいけないことがある、避けては通れないことがある。だから、人は強くならなければいけないし、表面的な価値観にとらわれてはいけないのです。本当の優しさとは何か、見極める目をもたなければいけないのです。

まだまだ未消化。でも、覚悟を決めて足を運ぶことができたことは前進。頑張る。いや、頑張って行かねばならないのですね、共に生きること。生き様を認めることって覚悟です。

真の強さをもつ娘でありたい。

Tuesday, October 25, 2011

友人から;シンプルでいい話

ある大学でこんな授業があったという。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。
壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」
そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。
そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」学生は答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺はこれでいっぱいになったか?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。
教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、 いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、
大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ」
君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう、と教授は話し始める。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり・自分の夢であったり…。
ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、
君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。

Sunday, October 23, 2011

「フレーミング」(タイラー・コーエン著)

ちょっと理解するには難しくって、時間がかかってしまった一冊です。最近はなんとなく本を読むモードじゃないっていうのもあるのかもしれないけど、けっこう1ヶ月くらい読んでいたかも...。

冒頭部において、「自閉症」が大きなテーマとして触れられています。過日読んだ本もアスペルガー症候群がテーマだったし、あらら...私どういうチョイスをしているのだろうなんて思っていたら、著者曰く「情報があふれた現代において、自閉症的な特徴が重要となってくる」というキーメッセージに一人納得。

SNSの台頭によって、私たちの身の回りには多大なる量の情報があるけれど、それを編集する能力というか教育って全然私たちにはないもんな〜。だからこそ、っていう部分が今、刺さっているのかもしれません。自分自身にも明確な回答ないから、なんとか知りたいし。。。うーん

とはいうものの、やっぱり未消化な内容。ちょっとタイムマシンにいれてみて、もうちょっと経ってから読んでみよう。

ビストロMiyu「La marinade du champignon」

秋の味覚と喜んでばかりいたら、なにやら体重オーバー気味です(苦笑)。

今日はレッスンで汗も流したし、ランチは軽めにきのこのマリネにしてみました。ちょっとだけ鷹の爪を加えて、代謝もアップだぞ。

しっかし...すでに筋肉痛。

Saturday, October 22, 2011

ラ・トルチュ@広尾

「ステラマリス」の吉野さんが、4月にオープンしたビストロ@広尾へ行ってきました。彼と雑誌でお仕事をご一緒させてもらってから5年くらいたつな〜と遠い記憶に想いを馳せ、V社時代にお世話になったプロフェッショナル受付嬢・M子さんと久しぶりの再会へ。きゃんきゃん!!

M子さんはとっても素敵なお姉様で、V社をお互い退社してからもこうして時々会ってお食事させていただいています。前職時代に悩みに悩んでいた頃も、お家にご招待してくださって手作り料理を振る舞ってもらったな〜、旦那さんとも時間をご一緒させてもらったこともあるし(最後は何故かバレエ教室になってしまったけれど...笑)。当時、偶然に同じバレエスタジオに通っていたり、お互いに「美味しくて美しいものが好き」なことを理由にお昼間からワインを飲んでおしゃべり楽しんだり、舞台を観に行ってばったり会ったりってこともあったかな。でもその度に「Miyuちゃんは特別なのよ」って勇気づけて応援してくれる存在であったことは全く変わらない。本当にありがたいです。

さて。

回はちょっとだけ時間があいてしまったけど...の再会。場所はM子さんリクエストの「トルチェ」。がっつんフレンチが得意な吉野さん、どんな料理を楽しませてもらえるのでしょう?彼のビストロっていう今回の時間も気になるところです。パリのステラマリスに近いのか、芝のタテルヨシノに近いのか?

まずは"グジュール"、これはタテルヨシノの定番ですね。グラスでシャンパーニュをいただきつつmenuをみながら、次のアミューズ「アンコウの揚げ春巻き・レモンの泡」をいただきました。見た目にも面白く、缶詰めみたいなBOXでのサービスされたのだけど、おもしろーい!!こういうワクワク感の演出は、お外でお食事する時の醍醐味。さすがに家食ではこれはできません(笑。


次なるmenuは
お店の方とご相談して、「南の島のヤギのカルパッチョとルッコラサラダ」「軽くスモークして焼いているけど焼いてないサーモン」を選択。特にサーモンは"ステラマリス"の定番でもあるので、食べておかないと!なーんて思っていたから、なにげに吉野さんワールドチョイスしてしまっているかも。でも美味しいのだも、スモークサーモン好きとしては外せません。w

と言っている間にも、話は盛り上がりつつの女2人。前回会った時から「Miyuちゃんは悪女にならなきゃ!」と言われていたにも関わらず、今回のM子さんの印象としては「Miyuちゃん、なんだかcuteになった」らしく「方向性がおかしいわ!」とご指摘を受けてしまいました。あれれ?そもそも私、cuteになったの???

「テット ド コション」 (メイン)をいただく頃には、ワインを一本空けてしまった私たち。美味しい食事とおしゃべりにワインはやっぱりつきものだね〜、なんて実感しつつ、カラフェでもう少しだけ(苦笑)。楽しい時間はあっという間に過ぎていくのですね...。

M子さん、またご一緒しましょう。あっという間の楽しい時間でした。
そして。いつも応援してくれて感謝です。

ビストロMiyu「L'entrée de l'olive」

お腹がぐーぐーと鳴っているので「L'entrée de l'olive(オリーブボール)」を作りました。で...ようやく、小腹満足です。

最近の手抜きMIyu蔵の惣菜料理は、なんとなくネクストステージに入ってきたような気もします。基本的には、デイリーなワインにあうようにっていうのは欠かせないものの、ちょっと気分があがる"見ためも大切"って思えるように。人間って変化するのね〜、"前は味がよければ"なんて思っていたのだから(笑。

とはいえ、まだまだ見た目(=盛りつけ)は勉強中。
美しさの追求。むずかしーねー。

さ、出掛ける準備しよ。

Friday, October 21, 2011

Panda!?

弟クンが北京土産を買ってきてくれました!

「空港でなんか面白いもの、いや...パンダないかな〜ってけっこうぶらぶらと探して見つけたの。なんちゃって七福神とかもあったんだけど、ねーさんはパンダだなって思ったんだよな〜。久しぶりのヒットでしょ?このなんちゃって加減が鞄とかにつけてたらかわいくね?」

出張中だというのにお土産を選んでくれる(それも抜群のセンス)弟クン。彼が与えてくれるそんなHappy気分に感謝。かわいいパンダに感謝。

ここのところずっと探していたキーアクセサリーとして使っちゃおう♪
ありがとね。

Thursday, October 20, 2011

穏やかな時間。

頭を空っぽにする方法って色々ある。

私の場合は、バレエにいって踊ったり、美味しいシャンパーニュを飲んだり、旅にでたり、気の置けない相手と時間を過ごしたり、みじん切りをしたり(苦笑)。そんな手法の中で、最近は特に「料理する」ことが前面にでていたりします。特に、誰かと一緒に食事するっていう前提があると、余計にだな〜。メニューを考えているだけでワクワクできます。私って単純よね?(w

加えて。

今夜の時間は、ちょっとだけ特別。ご一緒してくれる相手にとっては、深く深く意味がある日だから、少しだけでも楽しんでもらいたい。笑ってもらいたい。ひとり考える時間をあげたいし、一方で矛盾するけどゆっくり休んでもらいたい。いつも頑張っていて、気を使ってばかりの人だから、本人が楽な状態でいてくれればそれでいいのかな、と。でもって、私自身も頭からっぽにできる時間が作れるなら最高だよね。

てことで、今夜のメニューは...(全て写真を撮り忘れ。汗)

- 帆立のケッパーマリネ(←先日ご紹介した一品)
- キノコのマリネ with パクチータレ
- パテ ド カンパーニュ(←週末、仕込んだもの)
- じゃがいもとトリュフのグラタン
- いちぢくとチーズ
これに、持参していただいた白と母からのギフトの赤を合わせました。ワイン美味だったな〜。

おかしなもので、ちょっと安心するBGM(?)を耳にしながら、
穏やかな気持ちで明日のMtgの準備をするMiyuでございます。

先日作った一品。

パテとリエットの合作。

これはこれでアリだと、褒めていただきました。新しいレシピ確立ですっ♪

Wednesday, October 19, 2011

秋トリュフ

秋を感じたくって、ついつい衝動買い。「秋の味覚・トリュフ」を購入しちゃいました。秋の気分にさせてもらえる香りがテンションあがるぞ〜、幸せだぞ〜(笑。

ここのところ、あまりにもオフィシャルタイムがストレスMAXな状態なので、明日の夜は、久しぶりにほっとできそうな私にとってのお楽しみタイム。せっかくだから、精一杯・100%楽しみたいな〜、なんて思っていたのでついついフラフラと。w


ま、結果として。

北海道産食材とフランス食材のマリアージュを考えつつ、Entrees
とのバランスも視野にいれて、そうしてなにより自分の力量を念頭にいれてメニューを検討。そんな時間もちょっと....いや、とっても楽しいものです。今日も多大なるストレスフルだったから、こうしてリセットすることもきっと大切な時間。

さて。

真面目にメニュー考える時間としま〜す♪

Tuesday, October 18, 2011

コピーロボット

本当に心身共に疲労した一日。

久々に"コピーロボット"が欲しいと心から切望。ほんまに今日は疲れました...。最後のMTG@赤坂で、延々と「めずらしく弱ってますね」なんて言われてしまうくらい、疲れがにじみでていたのでしょうか?いやーん、いかんなぁ。反省。

もう少し余裕をもって、もっともっと人に優しく。
明日も陽はのぼる。がんばれ、がんばれ!まだまだですぞ、Miyu蔵さん!(←自分にエール)

Sunday, October 16, 2011

ビストロMiyu.2

昨夜、最近ハマっている「油屋さん」のレシピから、パクチーダレを仕込んでみました。

パクチーが苦手な人が多いけれど、デトックス効果が高くて、香り豊かな束をみるとパクチー好きの私としてはついつい買わずにはいられません。不思議と私の周りには、パクチー好きが多いのも加速して、いつも常備、モリモリ食べています(笑)。

加えて、このレシピのα-リノレン酸が豊富なえごま油との組み合わせは、パーフェクトマッチ!!パクチーをザクザク切って油を加えているうちから、「これは間違いなく美味しいはず」と思ってワクワクしていたから、今日仕込んだタッパーをあける時は、さらにワクワク指数max!いや〜、どうしましょう。w

ということで結果、大成功!!我ながら、これ美味しすぎます。今宵は、道産のするめイカにあわせてみましたが、蒸し鶏さんとか淡白なお肉にきっとあうはず。久々にヒットなタレ(ソース)レシピです。色々バリエーション楽しみつつ、研究してみようっと。

ちょっと乱雑な感じもするかもしれませんが、厳しい某氏に振る舞ってみようかしら。いや、もう少したってからにしよう。こわい、こわい。

今週のお花「ダリア」


花言葉は「移り気」「華麗」「優雅」「威厳」「不安定」。

ビストロMiyu.1

お気づきだと思いますが、最近できるだけ料理をするようにしています。

もともと凝り性なので、始めると延々と研究し突き詰めるタイプで、料理することは学生時代から好きだったのだけど、忙しさに追われていた数年間、ほとんど実家に帰った時はさておき、自分のお部屋で料理なんてしてなかったな〜。いや、その前にほぼ家にいなかったか(汗。

さて、そんな風にふと思って振返ってみると、昨年のフリー時代に"自分の為に時間を作ることができるようになったこと"が一番大きなきっかけとなったのではないかと。それまでは、やっぱり仕事で帰りが遅かったり、惰性で外食したりすることが多かったから、なかなか冷蔵庫に食材も入っていなかったしね〜。でも、昨年は自分でハンドリングした時間で、家にいることも多かったし、気づけば朝昼晩と料理していたりして、「作ること」が習慣になっていたのかもしれません。だからそんなことを知らない私の友人たちは、私が料理しているっていうと驚くのかも?w

いや、それだけじゃないな〜。昨今の環境、「食材」をいただくことが何やら増えたことも一つあるかもしれない。北国生まれの私にとっては、全く見知らぬ野菜だったり、お肉の元気さだったり、フルーツの想像を超える甘さだったり、興味をそそられっぱなし。反対の島(といったら怒られそうだ)で育った人の「いつもの食材」を"見て知って口にする"のはやっぱりとっても楽しいこと。だから、それらをどうやって調理して楽しんだらいいのかって考えたり、教えてもらったりすることはワクワクします。そして、なにより傍にいてくれる相手が「食」好きで、お料理上手だってことも大きな起因のような気もする(盛りつけにだってうるさいし...爆)。...あれ?そうでもないか。その昔、香港通いしていた時の相手も料理上手だったけど、まかせっぱなしだったっけ(笑。

Anyway.

そんな背景のもと。本日午後は、ひさびさにまったりとお料理DAY。朝一のバレエクラスを受けにいって汗を流した後に、先週の帰省で持参した食材た
ちを前に「ビストロMiyu」を昼から開店してみました。先週は帰省していたし、その前は仕事だったし、さらにその前も仕事&気管支炎で死亡していたし、そういう意味では久々元気な休日。うれしい〜!!!

一品目は、「帆立のケッパーマリネ」。帰省時に持参してきた帆立(お刺身仕様)を放置してしまっていたので、そのまま食べるにはちょっと残念な気もしてマリネにしてみました。ほんのちょっぴりだけ、フライパンで焼き色をつけて香ばしい香りをひきだした後に、作り置きのケッパー(+カイエンヌペッパーがポイント)ソースでマリネ。簡単で本格的な味を堪能できるから、ちょっと嬉しい。本当はライムな気分だけど、冷蔵庫にはレモンがあったので代用したけど、問題なくうましっ!! 

この後、作ろうと思っている"パテ・ド・カンパーニュ"にもいれちゃえばいいやってことで、ここで「ロゼワイン」登場。あまり日本人にとっては馴染みがないロゼですが、我が家では昔からの定番。父が「ワインといえばロゼ」、それも辛口のキリリとした南フランスものが好きだったことに起因しています。大人になってから(私が東京に拠点を移してから)の家族旅行で一緒にニースやカンヌを回るまで、父はフランスに行ったことがなかったのだけど、どうして辛口ロゼ好きだったんだろう、なんてふと思ったりもする昨今。だってその頃(今は違うけど)、やっぱり国内に入ってきていたロゼって甘口が多くって中途半端なワインって言われていた時代だったから、家に辛口ロゼがあったって思えば不思議だよね〜。やっぱり、我が家の先祖はフランス人か??w

2品目は「カボチャのチーズオーブン焼」。もちろん北海道食材。甘くて美味しい秋の味覚。ローズマリーで香りづけするだけで、本格的な香りがするから手抜きビストロには素晴らしい一品です。素材に助けられるってまさしくこういうことだね。w

さーて。そろそろ、パテの準備開始しましょ。
To be continue...

Saturday, October 15, 2011

「一命」(2011.日)

先日、マスコミ試写会で「一命」を観にいってきました。ここのところちょっとばたついてたので、いまさらレビュー...なんていっている間に、今日から一般公開だったはず。どうやら海外でも40数カ国で公開が決まったとかニュースもみたし、すごいなぁ...。

かくいう私。

前評判やらトレーラーを観ていて、なんだかとっても期待していったこの一本だったものの、始まって30分で後悔したっていうのが正直な感想。ご一緒したポジティブにーさんもどうやら同意見だったらしく、終わった後は二人で悶々としながら、隣の駅まで(笑)。私が何かを言おうとすると「関係者いないところまで我慢せ〜」と叱られつつ、でもでも「いいたぃぃぃぃ〜!!」という衝動に刈られました(爆)。だってだって〜!!!

ということで。公開直後なので、控えめにレビューというより感想をお伝えすると。
***
瑛太の切腹シーンが妙にエググて長くて、どうしようかと思った。極貧生活でも幸せな家族っていうのはわかるものの、あの決断をするならもう少し何かできたのではないかと思った。嫁(娘)の子供に対しての感情と、愛する人(父と旦那)への感情に対して、共感できなかった。シンプルにしたら2時間もいらないんではないかと思った。めちゃめちゃ外国人ウケを意識しているのではないかと思った。
***
ええと、これ以上かくとたまらなく暴言吐きそうなので、このくらいにしておこう。。。汗

期待をしていたからこそ、なんだかな〜と思うこともある。
っていう感じの一本でした。

Steven Jobs

この2週間は、私にとっても不思議というか奇妙な時間を過ごしました。

全世界に嘆きを与えたSteven Jobsの死によって、よもや自分のオフィシャル生活にダイレクトに影響を与えられるなんて、正直考えていませんでした。だからこそ、なんだかこの2週間の出来事は、なにがおきたとしても非現実的な感じ。先週は、身内のこともあり帰省していたのだけど、結局このことによってえんえんと仕事の電話やメールに追われることになり、寝不足状態にもなって、...でも家のこともある。。。マス報道や世界的な事件(といっていいのかしら?)の渦中にある状況でもあるのに、とっても身近な出来事も目の前にある。なんだか振返ればおかしな時間だったと思います。うまく言えないのだけど...。

この週末で、ようやく一つの区切りがありそうです。まずは自分の目の前の出来事から。

"Seize The Day".

Thursday, October 13, 2011

海老のつみれ汁

料理って奥深い。最近、My room大好き&引き蘢りモード満載なこともあいまって、普通のmindであれば作ろうなんて思わなかったもの....作っています。方々から、「何目指してるの?」なんてご指摘をうけているのだけど...(苦笑。

ということで。

週末に帰省した際に持ち帰ってきた海老さん。お刺身でいただける程の新鮮さだったのに、ついつい3日間放置してしまったので新鮮モードがどうにも落ちているなぁと思い悩んだ結果、「つみれ」作りに挑戦してみました。すりばちもってないから、プロセッサー使いつつ、自力でぐりぐり&こねこね...。なにげに、頭空っぽにできるから、楽しかったな〜。言葉として、いや表現としておかしいけれど、子供時代の粘土細工な気分を楽しんでいる気分でもあり。うふふ

昨夜仕込んだ、これまた地元かぼちゃの煮付けとともに、今夜は和食な夜。
えへん、私も和食作れるんだぞ!(笑

Wednesday, October 12, 2011

泣いたり、笑ったり。

本当は"恋愛"な楽曲なんだろうけど、今の私にとっては別の意味のカテゴリ。
だからなのかもしれない、妙にささってしまってリピート中。

***
泣いたり笑ったり いろんな時を過ごしたね
ありがとう ありがとう 最後に今伝えたい
今キミを 今のキミを いつまでも忘れないから
泣かないで 笑ってよ 一番の笑顔見せて
***
わたしが泣きそうです。

後輩ちゃん。

「意志を持って未来を切り開いている(または、きた)と思われる方にインタビューをしてください」

前職時代の後輩から連絡があって、上記のようなインタビューに協力してほしいとお願いされてしまいました。うーん、困った(爆)。私の場合は、そんなことを偉そうに語れる人生を送ってないし、わがまま三昧の生き方に加えて、風の動きを感じて今に至っているだけ。だからこそ「語れることってあるのか?」と悩んでみたものの、ダメな事例としてももしかしたら役にたてるのかと思って協力してみることにしました。

まー、そもそも私に頼むっていう選択をする子です。私のことをたぶんあの会社に在籍している時代からよく知っているし、知っていながらもこうして傍で一緒にいてくれていて、頼ってきてくれている。本当にカワイイよな〜。そして、不器用さんだよな〜(苦笑)。私と比較するなんておこがましいくらい、たまらなく優秀で学歴上でも申し分ないスペックな子だというのに、こうして会社を離れても一緒な時間を過ごせるって、私にとっても大きな財産であり宝モノ。今夜のこの時間もやっぱり嬉しいのです。

いろんなこと話しました。いろんな感情をシェアしました。で、私が彼女に伝えてあげられたこと。
「大丈夫。人生これから。自分に正直であれ。今を生きていこう!!」

まだまだ失敗ばかり、まだまだ子供なねーさんからの助言。
「Oさん、自信をもって生きていきなさい。あなたは大丈夫。あなたはいい子だし優しい子です。だから誰のマネをすることも、誰かになることも必要ないのです。あなたはあなた自身でいい。今のまま、純粋で優しいくせにちょっぴり男勝りな娘でいてくださいな」

がんばれ。
私はあなたの味方、そして何かあったら守ってあげるから。

Monday, October 10, 2011

母と一緒に、"Salade de Fried crevette"な夜。

帰省していました。

今回の帰省は、定例のものとはちょっと異なる意味があって、自分の頭の中というか、脳的には整理がついていても、心は整理がつかなかった時間でした。でも「しっかりいってらっしゃい」「心穏やかにね」という言葉を与えてもらって、勇気というか元気というか、なんだか落ち着けた...というのは確かな話。何があろうとどんなことが起きようと、まずは落ち着かなきゃいけないのだね...情けないながら、また一つ教えてもらった。

そんな教えと安心を与えてくれる人が傍にいてくれることは手放しで今、感謝。仕事では"敵なし"な想いというか、敵がいても負けない気持ちで働いている私だけれど、プライベートごとになるとめっきり弱いというか、ダメダメな人間なので、戒めてくださる相手は必要。わかっていてくれる安心感の前で、強がれる時間は必要。だからこそ、そんな相手が普通に接してくれること、たぶん私の宝物なのです。

母と代わる代わる台所に立って、一緒にお料理する時間はこれもまた宝物。
母は、がっつん和食。私は、なんちゃってフレンチ。
そんな合作な夜もまた宝物。

大切な時間。大切な気持ち。私の大切な人たち。
大好きです。
そして、感謝。

Tuesday, October 04, 2011

気管支炎

つくづく自分は、しゃべりーな仕事をしているのでしょう。
あまり喉を使うなと言われるけど、なかなかそうもできない。そうして夕方には喉が痛む。

今夜も一人、黙ります。

Monday, October 03, 2011

油な女

最近、「油」の話ばかりしていたら、油情報がどんどん入ってきます。これこそソーシャルメディアってやつ?(笑。

今日、TVのメディア担当から薦められた「太白ごま油(http://www.gomaabura.jp/item.html)」。気になります...。ああ、どうしよう。買ってしまいそう。爆爆爆

Sunday, October 02, 2011

油生活2日め。

東京に来てから、揚げ物を作ったのは何年ぶりだろう。

基本的には揚げ物は外で食べることにしているのだけど、油生活エンジョイモードの私としては、久々に実行してみようかと。おまけに昨日、近所のお魚屋さんでとっても美味しそうなイカさん見つけちゃったので「カラマリフリット」でも作ってみようと、ようやく夕方動き始めた私。思えば、今日もまた朝から何も食べてない...いかん(爆。

北海道産のサラダ菜としめじが家に眠っていたので、それもサラダに盛り込んで、メインの「カラマリ」になんちゃってタルタルソース(これまた例の油屋さんのオリーブオイルを投入)をかけたら、今夜のディナーが完成。カラマリにはしっかりとトリュフ塩を加えているので、かなりの贅沢サラダです。満足や〜。

さて。

最近、延々と食事のことしか書いていませんが、あまり文化的生活ができてないのが実情。今日こそは、私のTDLともいえる「丸善に行こう!」と思っていたものの、残念なことに身体がいうこときかなかったのでぼんやりと家で過ごして、ちょっと仕事してって状態の一日。うーん、やっぱり私、疲れているのだろうか。

Aちゃんからのギフトである映画(Before sunset)を今日もまったりと流していて、ちょっと刺さった。私がフランス...というか、他国が好きな理由がそこにあるのかも。

「他国に行って数日は、複雑な環境になる。言葉もわからなくて友達もいなくてとても寂しくなる。だけど、それを過ぎた途端にとても自由な自分がそこにいる。だって欲がなくなって、すべて自分自身と向きあえるのだもの(かなり意訳)」

なんだか、翼が欲しい。飛びたい。

Saturday, October 01, 2011

油生活初日メニュー。

咳が止まらないと思っていたら、なんと(軽い)気管支炎と診断されてしまいました。

先生から「とにかく休息をとってください。空気が動きがちな環境や喫煙スペースにはいかないでください」と明確な指示があったにも関わらず、そうしたいけど出来ないのよね、今の私。なにせ韓国peopleの喫煙率ったら80%なんだもの...爆。

というのは昨日の出来事。今週は久しぶりに仕事なしで週末を過ごすことができるので、強い意志をもって「家で過ごす」と決めております。本当はレッスンいきたいのだけど、それこそ体調不良が長引き気味なので、まずは休息。それとちゃんと食事しようって気分。ここのところスタジオにいることが多いのでお弁当ばかりだ
し、体調悪さからどうにも食欲なし続きでちゃんとした食事してない。いかんわ〜、せっかくのお部屋バーカウンターが泣いている(笑。

さ。久しぶりにMiyuビストロ開店でございます。


今夜はお取り寄せ油を堪能してみたいと思っていたので、単純な私の頭は「油料理=アヒージョ」しか思い浮かばず、まずは一品目として「キノコのアヒージョ」作り。鷹の爪とガーリックをがっつり効かせて前菜です。キノコが美味しい季節になってきたけれど、ご近所のスーパーではまだその恩恵はあずかれないのが残念ですが、今日は「油を楽しもう」がコンセプトなので、それもよし。ヒタヒタに「五味一体寿油」なぞを使って、ぐつぐつと煮ていると美味しい香り。うぴぴ、嬉しいぞ!

でもってメインは、チキン。本当はコリアンダソースにしたかったのだけど、これまた近所のスーパーで
は売り切れだったので、セロリソースに変更。セロリって子供時代はどうにも好きになれなかったのだけど、大人になるとあの苦みある香りがなんとも食欲をそそります。今回はこのセロリにレモンと黒はちみつ、白ワインとオリーブオイルを加えてソースを作りました。コリアンダなら蒸しているところだけど、チキンは軽く塩こしょうでソテーに。ズッキーニにチーズをのせて、チンしたものを添えて「鶏のレモンセロリソース、ズッキーニ添え」の完成です。

我ながら、久々にビストロ料理完成。
ご褒美に白ワインをあけちゃおう。あれ...私たしか気管支炎だよね?(笑