Saturday, April 16, 2016

現代のゴヤ?

1700年代後半に活躍したスペイン宮廷画家"ゴヤ"話から、彼の何に対しても"ひよらない"スタイルは、現代でいえば"アイ・ウェイウェイ(http://www.aww-ayamaranai.com/)"なんじゃないか、なんて話の展開を遂げた本日の会談。

権力に抗うイメージが強いゴヤ。どこまでもグロテスクな程に真実味(リアリティ)を追求したゴヤ。有名な黒い絵の一つとして描かれた「我が子を食らうサトゥルヌス」なんて、現在観ることができる状態からですら恐ろしさでいっぱいになるけれど、実は制作当時はサトゥルヌスの男性器が勃起した状態で描かれていたことがその後のXレイ調査で判明していることは有名です。我が子を喰らうくらいの精神状態だったサトゥルヌスの興奮度合いを表現したかったのかもしれません。誰にも見せるつもりではなかったというこれら作品群、なんでしょう...私は女性ではありますが、それがなによりも真実というかリアリティであるような気もします(神話の世界だけどね)。

最終的には対政治問題から身の危険を感じて、ボルドーへと亡命したゴヤ。最後の最後に描かれた"ミルク売りの女"に初めて彼の安らぎを感じることができます。勝手ながらに救われる気がしてちょっと嬉しくなるな...。

リアリティを伝えることは、実はなによりも危険なことかもしれない。本人もわかっていたとは思うけど、そこを避けることができない、そんな不器用であり正直な人だったのでしょう。

そして現在の"ゴヤ"ともいえるアイ・ウェイウェイがまたも昨今ニュースになっていました。彼にとっての安らぎの場所と表現ってどこなんでしょうか。同じ時代に生きているが故、しっかり見届けたいと思います。

Monday, April 04, 2016

機内映画;「エイプリールフールズ」(2015日)・「アンフェア the end」(2015日)

先日の旅の途中で観た映画を2本。海外エアラインだったので色々なセレクションがありましたが、やっぱりぼけ〜っと観ていられる邦画をチョイス(機内ではせめて英語はさけておきたい)。どちらも頭空っぽにしながらみれた娯楽でもあったので十分楽しむことができました。

まずは「エイプリールフールズ」。ちょうど数日後がエイプリールフールだったから、地上波でもやってましたね。色んな人がどんどん出てきて、ちょっぴりつながっていたりもするドタバタコメディ。まったくをもって感情移入するわけもない両極にある映画ですが、十分楽しめました。ま〜、お金払ってこれみたら怒りたくなっただろうけどね(苦笑。どうやらテレビドラマの「リーガルハイ」のスタッフが作った作品ということを後で知って納得。確かにそういう路線だね、これは。

二本目はドラマ「アンフェア」の完結編。昨年すごーくこれ番宣やっていたよな〜って思い返しつつ、ドラマ自体のどんでん返し具合が好きだったので迷わずチョイス。がしかし、ぼけ〜っと観ていたらついていけなくなって2回観ちゃった(苦笑)。裏の裏ってことはよくわかるけど、「うーん、それって本当にするのかしら?」とか「ああ、なんだかんだいって味方なのね〜」とか色々思ったりもするけれど、篠原涼子がたまらなく美しくって無駄にキレイだから(笑)許してやろうか、と。ちゅうか、篠原さんってどんどん美しくなるよね〜、理想だわ〜。

機内での映画チョイスは意外と重要で、うつらうつら休みながら観れるくらいのものっていいかもしれないって思う。しかし250種類の選択枠があるチャネルって意外とワクワクしたな。また次回に期待しよう。

Sunday, April 03, 2016

Children's Games(子供の遊戯)

アート表現には国民気質というものが不思議と表れると思う。イタリア人はやっぱり俺ってすごいだろ的な声が聞こえてきそうなムキムキイケメンを描くし、愛の国フランス人は肌がほんのりピンクがかった可愛らしくロリがはいった女性を、闘いの国スペインは暗黒の世界が印象的なドラマチックな世界を描く。

さて、北方系つまりネーデルランドやベルギーといった人たちは?広くもない空間にぶわ〜っと沢山の人を描く、そんな傾向があるのが北方系の一つの特徴。でもどうしてそんなことするんだろ?

Bruegel(父)の作品の一つであるこの絵のタイトルは「子供の遊戯」。誰が数えたのでしょう、90の遊びと230人の子供が描かれているそうです。でもこの子たち、本当に子供なんでしょうか?顔はみんな大人に見えませんか?でもって遊びのひとつひとつもみてみると、なんだか意味深いものがあったりアラレちゃんの"つんつん"的なものもあったり。うーん、これまたなんでこんなテーマ描いたんだろ?言いたかないけど、これが描かれた時代(1550年)って、ミケランジェロは宗教改革のタイミングの最中、教皇に依頼される宗教画に苦悩していた時期。一方で北で子供の遊びってね〜(苦笑。

ってことで国民気質。昨年訪れたベルリンでも感じたけれど、一筋なわではいかないというか、単純ではないというか、ストレートではないっていうのが彼らの特徴。だからきっとこの中にも込めたメッセージがあるはずです。

同じ遊びを飽きることなくずーっと続けていられるのが子供。だけどそれって本当に子供だけでしょうか。大人の方がだめな遊びに身を投じて抜けきれないことありませんか。だめよ、だめよもなんとやら、実はそこに人間のもろさや愚かさをみることができるのかもしれませんね。美味しいもの食べたいし、シャンパーニュはやめられない、いつまでたっても痩せられない私はその典型です(苦笑。

表現に対して実はとっても骨太だったBruegelが今生きていたら、どんな世界を描くのだろう。彼は何を伝えようとするのだろう。話をしたらきっとめんどくさいおっさんなんだろうけど、私にとって会ってみたい画家の一人です。

Friday, April 01, 2016

La Primavera(春)

Londonから先生が帰国し、お勉強月間開始。一人目は"Botticelli(ボッティチェリ)"、滑り込みで行ったばかりの"彼"です。

今回テーマとして先生が掲げられているように、確かに有名で露出が多い作品は“知っている”と思いがちで、知っている情報や先入観が先立ってしまい、まっさらな気持ちで向き合うことが難しいかもしれません。知識が先行しちゃうっていうのでしょうか。

例えば、門外不出で一度もイタリアから出たことがないこの子もそう。あまりにも有名過ぎて、「何故この作品が有名のか、何がすごいのか」なんてこと考えたこともない。ましてや「何故この作品は"春"という名前がついているのか?」ということもね。

さて思えば、何故にこの作品って「La Primavera(春)」なんでしょう?しかもたまらなく抽象的なタイトル。15世紀のイタリアで描かれた作品は基本的には「聖母子と○○」とか「ダビデ」とか「洗礼者と○○」とか若干説明的なものが多いのに、いきなりこれだけ「春」。ヴィーナスに天使、三美神、ゼフェロスとクロリスが作品内に共存していて、神話を描いていると思っていたけど、言われてみたら、そんなシーンないし、春の話でもない。あれれ?

ってことで、キリスト教のスイッチをONしてみる。不思議とヴィーナスと思われる人の上には半円が見えてくる、あれれもしかしたらこれってマリア?"春"っていえばイースター=復活ってこと?

今まで思い込んでいたことや凝り固まっていた先入観が、ちょっとした言葉によって、まったく違う世界に見えてくる。私たちの日常もそんなことばかりだよね。知るって本当に大切なこと、耳を傾けるってもっと大切なこと。

Tuesday, March 29, 2016

ボッティチェリ展

またも滑り込みで、本日はボッティチェリ回顧展。忘れていたけど、こちら上野は花見シーズンでしたね、激混みでした(笑)。

その生涯のほとんどをフィレンツェで過ごした彼の眼に映っていた世界は、まさにルネサンスな配色で、先週観ていた色彩とは全く別。空気なんだろうか、空なんだろうか、ちょっとだけ黄色みを帯びた赤や緑といった色が眼に入ります。ほんとこういうのイタリア的なんだよな〜。

個人的には、フィリッピーノも亡くなったあたりからのちょっと暗く詩的かつ哲学的な作品が気にいりました。単に明るいだけじゃない部分の表現、人間らしくて嫌いじゃない。

次はフィレンツェの光の下で会いたいな。今年の夏はミラノだけではなくてフィレンツェまで行こうかな。

Sunday, March 27, 2016

Le voyage touchait à sa fin(旅を終えて)

海外に暮らす"大好きな人に会いに行く"旅をはじめてから一年半。さすがの無鉄砲な私ながら後回しにしてしまったのは人間の弱さで(単なるタイミングもあるけど)、結果として会えたときの感情の揺れとかハンパなかった。お互いに"10年って?"思ってしまう程、心地よい時間。

しかも今回はアクシデント続きで、そもそもの観光チックなことは全て頓挫して、ずーっと一緒にいたからっていうのもあるでしょう。ヤバイくらいの保護者っぷりだったしね(苦笑。

距離感的にはもはや家族な人。うまくいえないけど、本当に心地よくイラつける時間だったんだと思う(苦笑)。そんなすべてが嬉しかったし、これからはまた一緒な時間を過ごせる、いや過ごしたいと思う。
今回はなんだかいつもの旅と違う時間。だけど必然だった旅。またひとつ。

Wednesday, March 23, 2016

世界のDOOR

10年ぶりの再会は、やはり今だったと再認識するものでした。

待ち合せ場所に到着した瞬間、会っていなかった10年間がまるでなかったようなくらいの笑顔で抱き上げてもらってくるくるまわって、まるで映画みたい。あああ、この手の中に帰ってきたんだなって(笑)。ま、別に男女の仲ではなかったのだけど、なんだろう...懐かしいというか安心な場所というか、本当近しいお友達というかお兄ちゃんというか。いやはや、うまく言えないけど嬉しかった。

ホテルまでの道のりお互いの近況をぶわ〜っと話をしてキャッチアップしたり、ここでの彼の日常世界を教えてもらったり、昔と変わらずよく話をしたな〜。そして最後は私の至らない点についてがっつり叱られました(苦笑)。そう、彼はいつも私を叱ってくれた。

私はどうしてこの人の手を10年離していたのだろう。あの時、どうして別の手を選んだんだろう。
ホッとできつつ、やっぱり不器用というかワタワタしちゃうけれど、また会えるようになった気がして嬉しくなった。

時間をつくってくれてありがとう。

Monday, March 14, 2016

叱られた

ある人に言われた。
あなたは究極的ににお人好しだ、と。そういうことしていたらバカをみるよ、と。
自分の人生を振返ると否定はできない。いや、そもそも母には昔から言われていた。いい加減にしろ、と(苦笑。

だけど、どうしても治らない癖みたいなものでこうして生きてきてしまったんだよね。
損しているんだと思う、もっとうまく生きたらいいのだと思う。だけど...できないんだよん、これが。あああ、情けない。

一方で友人たちは言ってくれる。そういうあなたが好きなのだ、と。
最近改めて考えちゃうけど、大切な人たちがそういってくれるのならいいのかな、とも思う。

ああ、単純な私。
だからきっと治らないんだね。







Friday, March 11, 2016

『WOMEN:New Portraits』 アニー・リーボヴィッツ

 「こんなところで本当に展覧会が開催されているの?」。人間よりも車が多いとさえ感じる倉庫が立ち並ぶ東雲に突如現れたアート空間。なんだろう、外からみる景色とはあまりにも異なる心地よさ、気付けばとても長居していたようです。

アニー・リボヴィッツは数多くの著名人のポートレイトを撮り続けている写真家、今回は彼女が1999年から始めた「Woman」シリーズが公開されています。世界10都市の巡回展の2番めのTokyoながら、既に前回のLondonの時に加えて最新作も公開。本当にいつまでも探究心というか欲求力というか衰えることを知りません。シャッターを切らずにいられない何らかの感情が常に溢れでているのでしょうね。本当にパワフルな人...意志ある人、憧れます。

さて今回の展示ですが、もちろんオリジナルの写真展示はあるものの(かの有名なジョンとヨーコの写真もある)それ以上に興味深いのは、会場中央にあるパイプ椅子が並ぶデジタル空間と奥にある暖炉風の写真集が積み上げられたスペース。私もここでかなりの時間を費やすことに...。昨年ミラノで訪れためちゃデカ写真集シリーズに納められた写真を一枚一枚堪能しながら、あまりの面子に驚愕したらドキドキしたり、今回の展覧会の隠れキーワードであるらしい「対話」の時間をいっぱい過ごしました。本当満足だし堪能って言葉でいっぱいです。


会期は13日までですが、週末もし幸せなことに足を運ぶ時間がある方がいたなら、一人ではなくて二人で是非行ってもらいたいな。「WOMEN:New Portraits」は、写真展でありながらも、対話の場でもあるという空間。そしてさらに言うなら、アニー・リーボヴィッツという人間の心に触れる空間なのだと私は感じました。だからいっぱい感じて欲しいし、味わって欲しい。間違いなく2016年に訪れた展覧会ベスト5に入ると(勝手に)思っています。

https://www.ubs.com/micro…/annie-leibovitz/…/exhibition.html

Sunday, March 06, 2016

nouvelle chinois


昨夜も豪華な食事会@Hiroko邸。今ではすっかり人間向のお料理談義(苦笑)が出来る佐野くんを招いてのデモな時間はめっちゃ勉強になりました。ここは食メンバーばかりなので、色んな意見や感想がでて本当に面白い。

ってことで、チョッパー仕様のサラダとヌードルメーカーのデモ麺を使って、Hirokoちゃんとゲストシェフが素晴らしいマリアージュを生み出してくれました。やっぱり料理人って凄い、家庭でこの味食べることできるんだもんね。感動。

とろぷる豚足で今朝はお肌がぷるっぷる。今回も本当にごちそう様でした!いつもいつもありがとう。

>Special thanks, 佐野くん。久々ゆっくり話せて楽しかったよ〜、またね!!

Sunday, February 21, 2016

CHANEL Pygmalion Days

雨の日にはブラームスがよく似合う。

久しぶりのPygmalionの主役はチェロ。楽曲はブラームスの"チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38"が選ばれていました。

チェロが歌い始める第1主題は、穏やかながらもどこか寂しげで、情感のこもった旋律が奏でられます。その後、この主題は変化を加えてピアノに受け継がれ、チェロの方も次第に激しさをましていきながら寄り添っていくメロディはなんとも心地がよいものです(←な〜んてちょっと語ってみたくなる余韻に浸り中...w)。

奏者はまだまだ若手ですが、ブラームス好きだというのがとっても感じられる演奏で素晴らしかったです。若手が活躍するこの企画がこれから継続されることを期待します。

http://www.chanel-ginza.com/nexushall/

Saturday, February 20, 2016

「Les Leicas de Doisneau」@Leica Gallery Tokyo

京都とほぼ同時開催となるロベール・ドアノーの写真展。昨夜、銀座で開催されたレセプションにお邪魔してきました。

ドアノー氏の言葉の中で、私にとってとても印象的なものがあります。"僕は自画像しか撮れない"、つまり彼は感情移入した時しかシャッターを押せなかったんだそうです。ひょー、かっこええな〜。昨今のデジタル文化、多くのフォトグラファーも多分にシャッターを切っていることを考えるとこの言葉はとっても重たい。

そんなことを思いながら作品を見ていると、ここに表現されている全てが彼が切りとった彼の自画像=彼の顔なんてことがコネクトしてしまって、妙に色々考えてしまいました。写真の切りとり具合ってその人自身を知るエッセンスに溢れていてやっぱりいい。むふふ

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この溢れんばかりの豊かさを提供してくれる世界で自分を見失わないために、私が生み出したゲームの規則がユーモアと慎みだ。
それは、超えてはならない境界を私に示してくれる。
-ロベール・ドアノー

Friday, February 12, 2016

Bean to bar chocolate 〜Salon de Miyu Valentine special〜

”Valentineは毎年手作りchocoを作っています”という方も、それって実は市販チョコを溶かして固めているじゃないでしょうか?

いやいや、それは本気(マジ)なチョコ作りではありません!今年はもう一歩踏み込んで、カカオ豆から手作りチョコレート作ってみましょう〜、なんてテーマで開催させていただきました。

本日昼夜の2部開催でしたが、昼はお子様も来ていただいて楽しい時間に。チョコがどうやって出来ているのか、ちょっとだけお勉強しながらも作業に没頭。楽しんでいただけて嬉しい限りです。こういう子供たちの姿、なんだかいいな。ふふ
また企画しま〜す♪

◆本日のカカオ:インドネシア、タンザニア、トリニダードトバゴ

Wednesday, February 10, 2016

「東京アートミーティングⅥ "TOKYO"-見えない都市を見せる」

14日で閉幕になってしまうので「オノ・ヨーコ|私の窓から」と合わせて訪問してきました。理解できないことがいっぱいで、頭が壊れた〜っ!!(爆爆爆)

現代アートっていつも自分にとってのチャレンジなのだけど、今回のはちょっとハードル高かったなぁ〜。オノ・ヨーコさんのNY時代の作品のフィルムとか後頭部殴られた感じだったし(苦笑。

ってことで、蜷川実花ちゃんのお部屋でほっとする私。らぶり〜な仕上がりでちょっと満足。w

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/TAM6-tokyo.html…

Thursday, February 04, 2016

記憶に残る人

忘れられない記憶がある、忘れられない人がいる。彼はそういう人。

自分勝手な人で、なんど血を吐きそうな程の喧嘩をしただろう。香港と日本を往復しながら、なんどこれっきりにしようと思ったことだろう。後にも先にもきっとこれだけ縁があって、だけど離れなきゃいけない相性の人っていないのかもしれない。

今回もまた突然現れて、本当自分勝手なことをいってる。呆れてものも言えなくなるけど、きっと彼の中の今は十分本気なんだろうね。あああ、めんどくさい人。

もはや季節ものとしか思えない。きっと春が来るころにはまたどこかいっちゃうんだろうね。



Saturday, January 16, 2016

rue commerçante(商店街)

いつもお世話になっている魚屋のお母さん。今日は手作り塩辛をオマケしてくれました(やった〜!)。妹さんが30年前に手編みでプレゼントしてくれたお帽子が寒いこの時期に手離せないのよ、なんてキュートな話です。かわゆし。

毎日必要なものを対面で出来るだけその日に買いたい派な私はめちゃ商店街好き。そんな私にとってお母さんは芝の母でもあり、いつも美味しい食べ方を呆れながら調理法を教えてくれる師匠。だから近くにスーパーはあるけど、私はやっぱりこだわりたい。

お母さん、今年も元気に〝いい加減、魚のことを覚えなさいよ〜〟って叱ってね。私は江戸な魚はわかりませんからっ!!(笑)

Thursday, January 14, 2016

"フェルメールとレンブラント〜17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち"

21世紀の現在でもオランダ人気質というと"質素で現実主義"なんて言われますが(あくまでも日本人の勤勉、お辞儀、眼鏡みたいなステレオタイプ話です)、やっぱりアートってそういった国民気質がいまだにしっかり出てるんだよな〜ってしみじみ思う。

今回、日本にやってきている作品が描かれていた17世紀。オランダはプロテスタントへの移行によって宗教画が減った結果としてよりリアルな世界への追求がすすみ、結果として世俗的なものや風景画を好んで描くようになったのだってことが展示を観ながらも理解するのは容易(だからフェルメールなんて人がいる)。だけど一方でイタリアではこの頃まだ宗教画まっさかりでキリストや聖人たちに金の輪っかを描いているんだよな〜って(いつも呟いていますが、俺ってカッコいいだろ的ポーズをとっているキリストとか)思ったりすると、ほーら某イタリアオヤジ的な媒体とか頭を過るのです。なんかカワイイよね(苦笑。

***
さて今回の展覧会。

オランダ美術の特徴を非常に理解しやすく風景画や静物画、肖像画ジャンルをほぼ網羅していました。写実性やシンボル描写を確認できる作品も多く、展覧会タイトルはさておき十分楽しめる内容だと思います。とはいえ、個人的に気になった2点。
①作品リスト配布がない(HPからDLしろだそうです。だけどスマホを観ながらだと注意されます)
②(これは勝手な意見ながら)作品説明が何気に"ポイントってそこか?"っていうのが多かったこと。ま、自分の解釈との違いを楽しむっていうのもそれはまたそれで面白いものってことで。

本日始まったばかりです。是非足をお運びあれ。
http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/tokyo/

Saturday, January 09, 2016

Le voyage suivant va vous rencontrer;

30代を目前にした転勤後、言葉通りの朝から晩まで仕事ばかりだった私に新しい世界を見せてくれたきっかけは貴方でした。

自分にとって未開の地であったアフリカ大陸や言語について興味をもたせてくれたのは貴方でした。私の世界を開いたくれたのはあの駅のあの偶然の出会った貴方でした。大好きな祖母を亡くしたあの日、言葉をかけ包んでくれたのは貴方でした。

あの後、米国に旅だった貴方と最後に会ってからもう10年。今年、そんな貴方に会いにいきます。きっと今なのだと思う。きっと会わなきゃいけない時なのだと思う。

‪#‎幼馴染‬

Wednesday, January 06, 2016

Mindfulness

大好きなartの世界と心理が結びついた一冊。秋からどっぷりつかった"Caspar David Friedrich"が登場していて、運命かと思った。きっと今これを手に取るべき時だったんだね。

著者は臨床心理の立場で多くの著書を出しているアンドレ氏。今回この本を閲読しながら、art分野との連携でこんな本を出版できることにとても驚きました。やっぱりartって欧米や欧州では教養のひとつであって自分の傍にあるんだな〜。そしてその分野からのart解釈の仕方がとっても面白い。そういう見方もできるんだって...。

国や文化によって自己評価の尊重のしかたは違っていて、自己紹介で英国人はアメリカンに対して「自慢話」だと非難し、逆にアメリカンは「偽善的」と非難してきました。フランスのストラスブールでは成功や自分について話さないのが美徳であって、マルセイユでは「ほらを吹く」ことが認められている。そう、自己評価の許容のしかたはそれぞれの国で違っていて、長短と文化性を知らなきゃって思うんですよね。だから故、感じ方もそう。文化が違えば全く違う解釈が産まれるんです。

この本からは、artを切口に心理を読み解きつつ仏教の世界を再認しました。呼吸。未だに自分のものにできていません。今年の課題。

Monday, January 04, 2016

Je crois en moi(自分を信じて)

2016年。風邪っぴきで年末年始を言葉通りの"寝正月"を過ごした私ですが、ようやく本日より稼動開始です。そして今年のスタートとなった場所がこの"写真館"、思わず背筋が伸びました。

取材や旅先で一番に仲良くなれる媒介の一つは"写真を撮る"行程。不思議なものです、隠し撮りとか不躾なものではない限り、人はカメラを向けると笑顔になるもの、心もにっこりします。だから私は写真を撮ることが好き。その人がどんな世界を観ているかを知ることができるから、写真を観ることも好き。そしてそれを共有したり、観ながら会話することも好き。めっちゃ日本人なのかもしれません。

さて2016年はどんな人たちとそんな時間を共有できるのでしょうか。笑顔な1シーンを切る撮ることができるのでしょう。今年も素敵な出会いを楽しみにしたいと思います。過去でも未来でもなく、"今"の五感を信じて。

with all my love,
Miyu