Friday, October 30, 2020

「ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン」

泣ける映画でもないというのになぜだか途中から涙が溢れてしまって、自分でもびっくり。。97年間の彼の生き方に感動してしまったのか、過日亡くなってしまった高田賢三さんをスクリーンの中で見つけたからなのか、Miyu-mamaからよく聞いていた彼女の現役時代の苦労と重ね合わせたからなのか。

どこまでもモダンなカルバンの世界。ウーマンリブだけではないけれど、「解放と自由」がキーワードとも言える彼の戦いとチャレンジの記録。そこに日本やソ連、中国という洋服から遅れていた国での展開や、オートクチュールとプレタポルテという当時の常識に対するぶつかり合い、マキシムドパリで受けた仕打ちに対しての買収劇だったり。本当に人生全てがストーリーな人だなーっと。今以上に閉鎖的だった業界での闘い。それをしなやかに受け入れつつも前に進む姿。なんだかとっても元気をいただきました。

余韻を楽しみたくて、ドゥマゴに行ったらフルートとピアノのLiveを行なっていました(https://www.bunkamura.co.jp/magots/topics/2529.html )。 やっぱり生演奏って幸せです。こんな贅沢時間に感謝だな。

Sunday, October 25, 2020

今井アレクサンドル展覧会

長年の友人にお誘いいただいて、昨夜は
今井 アレクサンドル
さんの個展へ。可愛くて見ているだけでHappyエネルギーは与えてくれる作品たちに囲まれて気がつけばニコニコ。ご自身の作品そっくりなアレクサンドルさんの笑顔に触れてニコニコ。いやいや幸せな時間でございました。

ニコニコ太陽に一目惚れして、ついついお持ち帰り決定!!どんな額縁選ぼうかな、なんて考えるだけでワクワクします。出会いは人と人だけじゃないものね。うふふ

温かく素敵な時間と出会いに感謝。 

Monday, October 19, 2020

「行った気になる世界遺産」

 

「コロナ禍ではなかなか旅ができない!!だけどこの手があったか!」と思わせてくれた一冊。全編"妄想"旅行、著者も行ったことがない(苦笑)ので写真ではなくイラストで描かれる世界遺産たち。1つ1つのストーリー(情報ありガイドというよりも小説に近いエッセイ)も短いので、筆者と共に今度はどこを旅するのかしら、なんて気楽に楽しめていい感じに楽しめました。

海外渡航が解禁になったらどこ行こうか、なんて妄想するのも楽しい一冊。
ああ、旅を欲しているのね...っと自覚してしまうジャケ買い購入でした。w

Wednesday, October 14, 2020

"MINIATURE LIFE展2"

 


SNSで毎日発表されているし、わざわざ会場へ行かなくても"パソコンやスマートフォンで見ればいいじゃん?"なんて考える人もいるかもしれませんが小さな画面だけでは楽しめない田中達也氏(https://miniature-calendar.com/about/) のユーモア溢れる空間に触れ合えて大満足です。これ全く違うんですよ、リアルの大きさ見たら。彼のアイデア...というか視点の広さ、尊敬します。本当すごい!!ああ...私も彼のような視点の幅(いや高低感?)もてる人になりたいなー。

よもやの想像以上に小さいミニチュアの世界に短い時間ではあったけれど魅せられました。ガリバーになった気分でこの世界を楽しんでみましょう。謎解きをしているような気分になりますよっ!!

Sunday, October 11, 2020

「L'Arabe du futur(未来のアラブ人)」

シリア人の父親とフランス人の母親に生まれた著者(リアド・サトゥフ)が幼い頃のアラブの暮らしの記憶を描いた漫画。フランスでは200万部を超えるベストセラー。彼はカダフィに崇拝する父親の仕事の都合で幼少時代にリビア、シリア、フランスに渡り歩いたそう。これはその時の記録...日本的に言えば"ちびまる子ちゃん"的な記録漫画と言えばわかりやすいかも。友人に勧められて読んでみました。

感想。淡々と描写されるストーリーはじわじわと恐ろしくなりました。あくまで子供視点だからと思ったとしてもやっぱり怖い...というか"残酷"って感じることも多くって。でもそれは彼の罪ではなく、環境だからこその事実描写。もう少しいうなら、真実かどうかもわからないよね。だって、彼は子供だったんだから、そう見えていたけれど違ったのかもしれない。でも彼にとってはリアルだった、、、ってことなのかな。

まだ消化されていないけど。今回、この本に出会えてよかった。どうやら全6巻あるらしくまだ日本では2巻までで(3巻が11月に出るらしい)、ゆっくりと一緒に成長してみたいと思う。当時の自身と絶妙な距離感の大人になった著者に感謝。それが〝未来のアラブ人〟なのかはわからないけれど....。はぁ、世界は広い。
 

Thursday, October 08, 2020

「モード後の世界」

 (一応...)アパレル業界に身を置いている私。コロナ禍を通じてモヤモヤしている時に出会ったこの一冊。読み終わって、ポスト・コロナのこの業界に少し希望を見つけられた...いや違うな、、、こういう思いで関わることができたらなんて素敵だろうと思う布石をもらいました。

そして読み始める前には期待していなかったけれど(すいません)この本、ファッションという切り口から生活者視点を眺めた稀有なものだって思ったかな。どちらかといえばビジネス書。だからアパレル業界じゃない人にも"社会学"の一環として読んでもらいたい。すごく興味深い内容でこれまでの世相から導かれたファッション文化の成り立ち(そこに関わる音楽とか政治とかも読み解いています)の視点にいちいち納得しちゃうし、なんだかんだ言って日本人ってファッションが好きだから、そのなんたるかを読み解いてくれていること、心地が良いと思います。発見もいっぱいあったし、面白かったなー。久々に予期してなかったtakeoutいっぱいで嬉しくなったよ。
最近どうにもinput欠乏症で、乱読状態の私。いわゆるリコメン機能をあえて無視して探し回っているのだけどオススメあれば教えてくださいね!!