Wednesday, September 30, 2015

ウィーン美術史美術館所蔵「風景画の誕生」@文化村

風景画を切り口にした展覧会というのは、そもそも珍しい。

毎度ながらの勝手な思い込みだけど、イタリア人や南フランス出身の画家にはありえない発想だもんな。雰囲気を描くっていう世界観。絵画の中に占める"人物"の割合なんて、まったく違う。特にイタリアなんて「おりゃ、どうよ。俺って素敵だろ」的なノリで大きく登場するもんね〜、ムキムキ筋肉と共に(←完全に偏見という噂もあるが..汗)。だから今回の展示を観ながら、やぱり人の小ささというか緻密さというかが気になってたまらなかった(リアルなサイズね)。本当に民族性ってでるものです。

数年前に、ご一緒した某香港人から「どうして日本人は桜を見て涙するのか?どうして富士山に向かって祈るのか?」と聞かれて答えられなかった記憶がある。日本人の私にとっては、それは普通のことだったから。なんてことを今回の展示をみながら考えた。ターナー然り、オランダ画家たち然り。季節感を時間と共に感じながら生きていた民族と、やはり日本はどこか似ているのかもしれない。

まだ始まったばかり。お時間あれば是非。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/15_wien/

Sunday, September 27, 2015

「和」のパーソナルカラー

 「洋」と「和」のパーソナルカラー診断は何が違うのでしょう?

前者は自分の個性を如何に素敵にみせるかという観点が主となり、後者は環境と調和する色、まわりの人も美しく見える色、といった観点で選んでいくのだそう。「和」の代表である着物は、洋服と比較して色のインパクトともいえる面積が広い。だからこそ「調和」が大切とのこと。どんなに似合っていても強い色彩だとは「ほら、どうよ!」って感じになってしまう、なるほど"極妻シリーズ"が頭に過ります(笑。

あと元々選択する色が、合成色はまったく使ってない自然色のみ。だからとっても微妙な色彩でもあり、黄色人種でないとそもそも似合う色(且つ、見極められる)ではないのだそう。なるほど、いちいち面白いな〜。

ってことで診断結果。私は純白の白半衿に青みがかった桜色が似合う"さくらさんタイプ"となりました。でもって橙色系と緑系はNG(但し、青みがかった緑はOK)、紺より紫、薄い色よりはハッキリした色が似合うらしい。ほぉ〜っ

で、何気に気付く。友人にみてもらったことがある「洋」の結果とかなり似てるぞ。and ご一緒させていただいた他の9名の方は皆さん「淡い色」のラインナップになっているの、私かなり「濃い色」押しとなったようです。「ほら、どうよ!」タイプってことでしょうか?(汗。

自身の色を見つけるだけじゃなくって、日本古来の植物がもっていた色彩についてもお勉強になったし、和の素敵さを再発見。そろそろ私も和服の似合う女を目指してみようかしら。

■一般社団法人伝統色彩師協会
http://www.traditional-colorist.org/

Saturday, September 26, 2015

中東ワイン会

都内の中東へチラリ旅してきましたっ♪

知る人ぞ知る私とアラブ圏の関係ですが(苦笑)、やっぱり私はこのエリアのお料理が大好きなので、中東ワインを味わいながら食事ができる場所があると聞いて参上しないわけにはいきません。だってだって、なかなか都内にはないのだもの。

Dubaïに暮らす旧友にもそろそろ会いに行きたいと思っていたし、実際お仕事されていた素敵なホテルウーマンのお話は興味津々、大満足っ!どうやら横浜で女子会開催の噂も!? いやん、楽しみです。

さらにさらに中近東ワインをメインに扱っている方ともお知り合いになれて近々またお会いできそうだし、さらには札幌出身の方だったので、これもまたご縁だな〜って思います。

心底色々あったけど、私は間違いなくあの場所、あの時間に魅せられていたのだと思う。

そして未だに大切なものなのだと思う。心の故郷はフランスだけど、中近東は私にとって青春時代を暮らした場所って感じなのかもしれない。言い過ぎか?w

Wednesday, September 23, 2015

「境界」 高山明+小泉明郎展

難しい展覧会。漠然と観ていたら何故「境界」というテーマなのか、非常にわかりにくいというか難しかった...。
高山明さんの作品は、単純に言えば5つのディスプレイの中で"牛たちが干し草を食べる"というもの。漫然と観ていると気付きませんでしたが、一つ一つのディスプレイの間を歩いていくと、緑の中で沢山の牛たちが食べている映像から一頭だけが雨の中でただ立っているという映像に変化していっていることがわかりました。そして一旦戻って改めて全部を見ると、最初と最後は全く違う世界。少しずつの変化だと気付かない、つまり境界っていうのはわかりにくいものだということを伝えてくれているのでしょうか。
一方で小泉さんの作品。二つの映像作品が、主に人間の声に注力されて表現されていました。それも時にポツポツと、また時に苦しんでいるような絞り出すような感じの声です。解説によれば、「自分の思い出したくない告白を無理矢理頭の中から引出そうとしている」もの、もうひとつは「記憶障害をもった男性が思い出したいことを思い出せずに苦悩している」シーンらしい。ふむふむ、思えば正反対のふるまいですよね。思い出したいけど思い出せない、覚えたくでも覚えられない。でも、もしかしたらその"こと"というのは立場や空間によっては同じものなのかもしれない。これもまた「境界」があるようでないと気付かせてくれる。
さてここで戻ってこの展覧会のテーマである「境界」とはなんなんだろう。曖昧なもの、線引きなんて明確じゃないんだよ的なもの、つまり決めるのは自分の心と眼だってことか?な〜んて、最後のまとめは雑ですな、私。

開館日: 7 /31~10/12
開館時間:11:00~20:00
入場料:無料
http://www.maisonhermes.jp/ginza/gallery/archives/10076/

Sunday, September 20, 2015

ギフト


N.Yに暮らす大好きな友人が結婚式をあげたので、ささやかながらお祝いを送ってみた。ありがとうの言葉と共に送られてきた写真にのけぞった私。マジか?(がっつん熨斗付)
彼女の好きなスイーツが札幌本店故に電話で遠隔依頼だったけど、これはないだろ〜?日本語NG&海外仕様って言ったんだけどなぁ。ぶう

アメリカンの旦那さんが爆笑したらしい。ま、笑ったんならいっか。笑

Wednesday, September 09, 2015

TOEIC

2007年2月から受験してない。
なので、私のスコアはそこで終了しちゃっているんだけど、さすがにこれではいけないな〜と思っている昨今。

昨日のmeetingは90分一本勝負で英語。さすがにきっついな〜と思いつつ、相手から「聞いていた英語力よりもあると思うけど、勉強したの?」なんて言われて、ちょっと嬉しかったりして。本人はもしかしたら、ええ加減にせえよって思っていたかもしれないんだけどね。w

ってことで、しばし英語強化してみたいと思います。
ひとまず昨今はやりのskype英語でもやってみようかとアクセス中。頑張ってみよう!

Tuesday, September 08, 2015

「我が闘争」(堀江 貴文 著)

気付けば一気読みしてました。

日本人が誰もが知っているであろう堀江さん。一度だけV社時代にお会いしたことがありますが、オーラ凄かったな〜。というか、発言一つひとつがとてもキレていて、さすがだなって思った記憶がある。

本作は彼の最新刊。これまでもいくつか読ませていただいたけれど、今回はタイトルにもあるように"早すぎる自叙伝"。服務中に時間もあるしということで書き始めたもののひとつのようです。

世の中で知られている期間は全体の1/3くらい。あとは生まれ育った八女での出来事から大学時代を経て起業するまでのストーリー。なんか...面白かったな〜っていうのはちょっと失礼かもしれませんが、なるほどこうやって堀江貴文という人が作られていったんだな〜と思いました。やはり人間というのは、繋がっているものなんだろうね。

時代的にいうと彼は私とひとつ違い。
もっと色んな世界を店てほしい人のひとりです。突っ走るのは大変だと思うけれどね。

Sunday, September 06, 2015

英語で写真ワークショップ

写真が好きです。若かりしき頃、仕事でご一緒したアートディレクターやカメラマンの影響を多大に受けたからだと自覚していますが、一瞬を見事に切り取る人の"奇跡の時"が好きだったりします。絶対アマには真似できない。一方で自分のテリトリーで言うなら同じものを観ているのに、違うものを"切り取っている"ってことを知るってこと、相手が重要視している視点を理解することにもつながるからとても大事。人って驚く程異なるものです。
***
本日のワークショップはストリート写真に関する講義&実技前レクチャーの後に、銀座を1時間ほど自由に各々が構図をひたすら考えて撮影するというものでした。銀座で撮影以外は制約はありません。だから故に、ふらふらとカメラをもちながら観光客気分で観る銀座の街は面白かったな〜。"銀座再発見"的な感じもあったりして。

and then. クラスに戻ってからの撮影した写真をみながらItoi先生の講話が本日のクライマックス。自分の写真については勿論だけど、一緒に受けていたメンバーの写真の説明を聞きながら、かなり学びになりました。先生からのレクチャーによる気になるポイントと構図の作り方や色彩ポイント。なるほど、そうきたかっていう作品もあったり、ちょっとワクワクしたりして。皆それぞれのキャラクターがでていいものです、うふふ。


スマホの普及で写真がとっても身近になった故に、なんとなくスナップ的なものやニコパチ的なもの(Itoi先生は"日の丸弁当"とも表現してた)を切り取りがちだけど、敢えてアートを意識して撮影してみるのも自分自信の発見として面白いのかもしれないって改めて感じたワークショップ。帰りにご一緒したFさんに一眼レフを薦められやっぱり買おうかな、なんて思ったりして。私って単純?(苦笑)

Saturday, September 05, 2015

「Becquet CAFÉ & GASTRO PUB」@ZUSHI

基本的に、(国内で)"ここ食べにいった!"投稿はしない主義ですが、最近お邪魔したビストロがとても心地よかったので、備忘録がてら。
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店名にある"ガストロパブ"とは、ご飯が美味しいパブのこと。ロンドンスタイルを踏襲し、オーナーが旅してセレクトしたという多国籍なラインナップのメニューは選ぶのに困ります。だってだって、どれも想像するだけで美味しい素材の組み合せなのですから。ワインはビオ。某ホテルで勤務していたかわいらしい女性がしっかりアドバイスしてくれるので安心です。私のおなじみ"エロワイン"セレクトも笑いながらあしらってくれました(苦笑。
ちなみに、ふんだんに使われている野菜は、逗子・鎌倉野菜を使っているとのこと。最近私のテーマでもある、フルーツと野菜の組み合せもしっかりと楽しませてもらいました。真似っこしたい!ってことで。うん、心にも身体にも美味しかった!!
近くにあったら、お邪魔したくなる空間です。近くの方、是非。
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Becquet CAFÉ & GASTRO PUB
逗子市逗子7-13-4 http://www.becquet249.com/#id0

ブランド担う人として残念なことがあった。

好きなブランドだからこそ、対応ひとつが重要だなと思うことがある。
まるでSNSで無記名で気分なのでしょうか、その伝え方だとファンがいなくなっちゃうよ。ましてやブランドに責任をもつポジションを担っているのでしょう?

久しぶりに言葉の暴力を感じることがあった。
そして、好きなブランドだったからこそ、とても嫌な気持ちになったし、残念になった。
鉄の心をもっているわけではないので、本当に落ち込んだけれど、その一方でもう一度言う。残念になった。

ブランド構築は本当に難しい。
どんなステージにいる人に、どのように対応するのかが命取りになる。

本当に申し訳ないが、私はもうあのブランドを慕うことはできない。
海外に行ったときは別だけどね。だって、日本と違ってそのブランド体験をしっかり味わうことができるから。

Thursday, September 03, 2015

「日本スターバックス物語」( 梅本 龍夫 著)

ブランドについて勉強している時に出会ったのが、当時札幌に開店したスターバックスだった。

ちょうど出社前に早朝英語に通っていた頃だったので、7:10からのクラスが終わった後、いつもスタバに行って朝食をとりながら復習をする、という生活を送っていた。今思えば、絵に描いたような"スタバ体験"なのかもしれないね。間違いなく私の記憶の中にしっかりとスタバは存在しているのだから。

この本は日本のスタバの物語だけど、私にとっては海外でのスタバ体験の方が実は記憶に残っていたりする。もちろん国内でのスタバ利用も多いのだけど、店舗がここまで増えた後のなんとなくバラバラ感(PR担当の方にいわせると店舗のカラー)がうまく私の中でマージできてないのです。一方で「3rd place」というシュルツ会長の思いというか私が最初に感じたものを感じさせてくれるのが海外でのスタバ体験。N.Y 、トロント、パリ、サンフランシスコ、上海、香港、ソウルetc...。どの国や街にいっても、私にとっての安心の場所であり、帰る場所はスタバだった。もちろんwifiがつながるっていうのもあるけれど、どこでも同じ味であるっていうのはなによりもの他国での安心材料になるのだと思う。ペットにとってのペディグリーブランドと一緒だね。w

これからスタバはどうなっていくんだろう。
サザビーを離れてそろそろ一年。店舗は1100を超えるといいます。
楽しみだね。もっともっと注目してみよう。

Wednesday, September 02, 2015

大人の遠足〜鎌倉編〜

週末、鎌倉に遠足に行ってきました。かわいい弟分な子の職場訪問、ようやく実現。いや、弟なんていうのはおこがましいようなグローバリアンな子、尊敬するな〜。

久しぶりの鎌倉はとても気持ちがいいところでした。海も見れたし、波の音も聞けたし、なによりゆっくりと穏やかに時間が流れている。雨が落ちていたのはちょっと残念だったけれど、あれから行ってなかった場所に思いがけず立ち寄ったり、これまた記憶の上書きができてよかったって思います。最後に一緒に行ったところ、こうして少しずつ無くなっていくのはいいもんです(苦笑。

友人のホテル時代の同期が開いたビストロで大爆笑しながら食事して、次の遠足の企画まで考えてその日は散会。うとうとしながら都内に戻った素敵な週末。

気分があがる時間をありがとう。またね。

Tuesday, September 01, 2015

お弁当づくりは習慣だと思う。

その昔の私を思うと、毎朝お弁当を作っている自分に驚いたりする。

毎朝は基本的には珈琲のみ、昼は会社の友人と外食、夜は22時過ぎまで続く残業で食事をとる頃には「お腹空きピーク」は減少。だというのに、やっぱり一度口にすると止まらなくなってガンガン食事。あああ、身体にいいわけない。

当然ながら身体をぶっこしわして、だけでそれでもその生活を辞めることができなくって、若いからこそできたんだろうなって今更ながら思う。だけど、あの時代があったからこその今の自分もあったわけで。

お弁当生活を始めたのは、ひょんなことから。当時大好きだった彼からおっそわけでいただいたお母様の味を食べきれなくて、お弁当にしたのがきっかけだった。だから私の最初のお弁当箱は、パールライスの景品でもらったもの。それくらいのこと。会社の会議室で一人音楽(あの時は、クラシックのインターFMだった)をガンガンかけながらのランチタイム。それだけでどれだけ自分が自由になれたことだったでしょう。

その後、その記憶に味を占めたわけではないけどなんとなく作ることが習慣となって、今では完全に「弁当屋をはじめたんではないか」疑惑が起きる程の継続性。以前だと前日にイラスト書いて作っていたけど、今は朝の一発勝負。色味が寂しかったら追加でなんかちらっと作るってくらい、弁当おかず作りに慣れることができました。ある意味、私ってスゴイよね。www

明日の自分は今日食べたもので出来ていると思う。
外食も楽しいけれど、出来るだけ家で食べる食事を大切にしよう。それが母の教えでもあるからね。