普段私たちが使っているzoomとかの会議ツールの遅延の仕組みとかも実際にステージ上で試してみたりとか、そういう意味でも勉強になったし、何より久しぶりのオケと兄弟ピアノの「レ・フレール」のキャトルマン(4本の手)の素晴らしい演奏。大満足でございました。
演奏された「桜」は、桜の咲く季節のそのさまを表現したまさに今の時期の一曲。とても美しいから是非聞いてみて。
今回の展覧会の副題は"日本を夢みて"。ミロは日本好きで、書や陶芸、民藝品等から多くのインスピレーションを受けて作品を創ったといいます。ジャポニズムに影響を受けた画家としては、ゴッホやモネなども有名ですが、彼が見ていた日本というのが2Dだけではなく3Dまでに発展していたってことが興味深かったかな。実際に来日した後の作品の変化についてもね。「書」というアートが、ただ文字を伝えるものではないことは、M社時代の先輩たちが"それぞれのカタチ"を描いている書の作品 を見せてもらうようになって、すごく実感するようになりましたが、一筆に表される線やフォルムだけで、こんなにも"日本"を感じるのだということに改めて驚きました。アジアでもこれは"中国"じゃないってなぜわかるのでしょうか。そんなことを展示を観ながら感じたことのひとつです。
ダミアン・ハーストと聞いて何を思い出しますか?ホルマリン漬けになった死んだサメ、8,601個のダイヤモンドで覆ったスカルの彫刻。そうなんですよ、なんだか挑戦的な作品が多いイメージがあるるアーティストさん。
原題は「The Duke(公爵)」。盗まれたゴヤの「ウェリントン公爵」の意だと思いますが、階級社会の英国で、自分ではない誰かの為の活動を続けた60歳の主人公の"理不尽なことに立ち向かう心の強さ"に対する敬意も兼ねてるかも、なんて...。