Monday, October 25, 2021

Non-Violence Project(NVP)

ノン-バイオレンス プロジェクト(https://nvpjapan.or.jp/) 、ふとしたきっかけで昨年出会ったこの活動。この週末にトレーナー講座に参加させていただいたのですが"目から鱗がでる"経験の2日間でした。でもなんだろう....知識を得る勉強したっていうよりも、私自身が広がったというか深まったって感じです。

与えられる問いかけ対して、自由に発言しメンバーとシェアして、それを聴く(聞くではない)、メンバーの意見によって変化した自分の内面をまずは自分自身が受け入れて、そして相手に言葉にしていくという体験。明確な答えがなくていいという日本人が実は苦手としていることを1日めに痛感。ついつい「何が正解なんだろう?」って左脳が反応する自分に気づいて自分のことながらに興味深かったな〜。笑

そして言葉というか"単語イメージ"が持つニュアンスというか捉え方が意外と人の気持ちを左右するんだなってことも新しい気づき。単純な話ですが、この「ノン-バイオレンス(非暴力)」っていう単語だけでもすごく重たくて遠く感じるのではないかなって思うんですよね(こういうの学びにいくんだっていったら、難しそうだねって100%言われたし...爆)。でも言葉の解釈を素因数分解していったら、実は教育としてどこからも教わったことがないながら"人間として必要なことを考える"、シンプルにそれだけで、でもすごく重要なことなんだなって感じました。何も難しくないんだよなーって。

そういう意味ですごく言葉の認識が、個々によってぶれるけど重要なものって他にもこんなものがありました。
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①セルフ・エスティーム(自己肯定感)
②セルフ・コンフィデンス(自信)
③コンフリクト(対立)
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「平和教育プログラム」という定義づけをされているこのプロジェクトには、2つのミッションがあるそうです。
①コンフリクトを平和的に解決する方法を若者や子供達に伝えること、教えること
②「平和と非暴力」の普及活動

でもね、ディスカッションしながら思ったんです。これって今の大人、ビジネスマンにとっても実感として為になる、いや考えるべきものじゃないかって。家族、夫婦、兄弟姉妹、友人、上司部下、同僚etc...。日々、私たちは誰かとのコンフリクトにぶち当たることが多いと思います。それを平和的に解決することができたら、どんなに素晴らしいでしょう。バイオレンス(暴力)って決して力だけではなくて、今だと言葉やペン(指か?)、振る舞いとか色んな種類があるものね。

2日間の学びを終えてちょっと感想をと思ったら、またまた語ってしまった(汗。
でも、このプロジェクトを是非知ってもらえたらって思ったからご容赦ください。そして少しでも興味持ってもらえたらHP訪れてもらえたら幸いです。

おまけ:N.Y国連本部前に展示されているこの彫像は“ノッテッドガン”と呼ばれるもので、世界中の約30ヶ所に設置されているこのプロジェクトのシンボルだそうです(*写真は2018年に訪れた時のもの...当時は知らずにいいなと撮影していたw)。
2枚目は私が描いた”ノッテッドガン”。話す(電話)と結び(赤い糸)をイメージしたもので描いてみました。

Monday, October 18, 2021

「テーラー 人生の仕立て屋(2020)」


NLPを学んだ時の恩師のオススメだったので、気になって週末に観てきましたが、これ超よかった!!

▼簡単なストーリー(ネタバレではございません)。
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高級スーツの仕立屋を父と営んできた寡黙な主人公が、ギリシャ不況によって倒産寸前に追い込まれた上に父親まで倒れてしまって途方に暮れるという話。彼が思いつきで始めた屋台仕立ての移動式スーツの仕立屋が、気づけばウェディングドレス作りまでやっちゃうことに人気店に!
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なんて書くとすごくHappyな感じでしかないのですが、ラストはヨーロッパ映画らしき結末です。でも、主人公の変化していく姿を通して、人と人とのつながりや人生の希望を感じることができた秀作だと思いました。

ご一緒した方は途中から「主人公は自分だ!」くらいな気持ちで感情移入していたみたい(笑。でもね、それちょっとわかるんです。おそらく父親に抑圧された思いのまま生きてきた主人公(他にも実は同じような人が出てくる)が人と触れ合い対話していく中でいろんなことを受け入れながら変化していく様は気持ちがいいのですよ。ああ、心を開いていくこと、自分の殻を破って前進することって本当に素敵なことなんだなって応援したくなる。そしてこれって、実はビジネスシーンにもあるんだろうなって感じたのですよね。

誰もが自分がやっている仕事やその進め方が正しいって思ってる。でも気づけば時代に遅れになっていることも多分にある。それは当然、だって人はちゃんと歳をとるのだから(苦笑。
私は遥か昔に自分がターゲットと外れていると思ってから、後輩ちゃんや信頼できる若い子たちに必ず"リトマス試験紙"として話を聞くようにしているものの(だって、無理なんだもん!アナログ女の私としてはさ。ぶぶぶ)、私はそれも異文化コミュニケーションとして楽しんでいても私よりも上の方たちの中では「Miyuは仕事をサボっている」とかいう人もいるんだよねー。ああ、めんどくさ。この映画見てみろよっていいたくなっちゃった。苦笑

なんて朝から長文になってしまった�
好きか嫌いかははっきりする映画なのかもしれないけれど、私はこんな主人公の生き方が好きです。

何歳になったって人は変化できる。だけど、自分が決めたらね!

「テーラー 人生の仕立て屋」
https://movies.shochiku.co.jp/tailor/

Wednesday, October 13, 2021

「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」

タイトルからして興味いっぱいのテーマ、且つ大好きな川内有緒 (Ario Kawauchi) さんの作品ということで、早速購入したものの気づけば1日で読了してしまった。それくらい"読んでよかった"一冊。彼女作品は私の中で外しません。

白鳥さんと筆者と一緒に美術館の旅に出かける度に、自分が知らない間に染み込むように持っている”偏見”や"思い込み"について気付かされます。それはもしかしたら悪いことではないかもしれない。だって幼少時代に日本人が何度となく教育の場で言われていた「不自由に人には優しくしなさい」「困っている人は助けなさい」という教えを忠実に守っているのだから。でも、実は相手はどう感じていたの?って話です。
合わせてコロナ禍で気付かされたことの1つ。私も当初楽しんだ(けど実は一時的だった。苦笑)海外美術館をネットで観れるというサービスのこと。白鳥さんは最初から観たいと思わないのですよね。筆者もなんで?って思ったと記載ありましたがやっぱりリアルの重要性を彼は感じていたことを知らされるんです。
これがこの本のテーマの根幹にあるんだなって思いました。
美術鑑賞って自分の経験から出来上がっていて、いわゆる舞台体験と一緒なんだろうなってことです。もちろん何百年も前に描かれた創造物がアート作品であってその作品自体が変化するわけではないけれど、「その時誰と観たかとか、どういう匂いがしていたのか、何を感じたのか」によって変化しているっていわゆる上書きで出来上がっていることを意識する、生まれ変わっているんだってこと。すごく納得してしまった。それは人と人の出会いと一緒でもあるんですよね。同窓会だったら「あの頃はさ」でいいけれど、限界が来る。何が大切かって、お互い色んな経験をして、上書きしていく出会いをしているかってこと。違うかな。
デジタルで見れるじゃん、確かにそう。デジタル経由で会えるじゃん、はい、それも正しい。
だけどやっぱり、あの時一緒にリアルにいて感じたこと、その時に盛り上がっていた話とか食べた食事の味とか匂いとか、全てが総合して記憶って出来上がっているから人は人と触れ合いたくなるのだと思う。
あ、またアナログ女、昭和女だって思ったでしょ。笑
いろんな気づきを与えてくれた一冊。おすすめです。

Sunday, October 10, 2021

「Gucci Garden Archetypes」展


ブランド創設100周年記念、これまで展開してきた広告キャンペーンの世界を体感できるという「Gucci Garden Archetypes(グッチ ガーデン アーキタイプ)」展をに行ってまいりました。これ今年5月にフィレンツェで開催されて好評だったと聞いたので楽しみにしてたのですが、、、。

正直残念!!!期待し過ぎた私が悪かったのかな。没入型というふれこみでもあったのでワクワクしてたらあれれ?って。うーん、広告表現が尖ってるからなのか、来場者がちょいと怖い感じの方が多かったからなのか、、、💦
ま、こんな日もある!お天気良かったし、水辺をお散歩できたから良しとしよう。🍺も美味しかったしね!
GUCCI GARDEN ARCHETYPES
期間:〜10月31日(日)
時間:11:00〜20:00
会場:B&C HALL- E HALL
入場料:無料(事前予約制)