村上隆さんがclubhouseで話題にされていた一冊。タイトル通り〝ゼロからトースターを作る”工程が書かれています。だけど、このゼロから発想がそこから!?って感じで、鉱山に行ったり、炉を作ったり水を電気分解したり…と著者が悪戦苦闘。それズルじゃんみたいなこともありつつながら、一応完成を向かえるドタバタ劇。かなり面白く読みました。
一方で、私たちが溢れるモノに囲まれながらも「これってなんだろう?」「背景に何があるのだろう?」という想像力への働きかけを忘れていたことも痛感。小学生の夏休みの自由研究ってこういう理由とはこういう事だったよね、なんて思い出しました。
しかし私たちは他人に依存して、不条理の中で生きているってことだよねって、最後はしんみりと、、、。良著でした!