ウィーン世紀末美術を代表する画家といえば、クリムトかエゴン・シーレではないでしょうか。個人的には、金箔画家として売れっ子だったクリムトの影で苦悩していたシーレの方が心惹かれたりする(というか友達になりたい)のですが、上野で開催中の「クリムト展(https://klimt2019.jp/)がヤバい」と何気に耳に入ってきたので、金曜夜の延長観覧に行ってきました。
クリムトは生涯独身を貫きましたが、子供が14人いると言われています(爆爆爆)。そのほとんどがモデルとなった相手との子。ムンクもそうですが、世紀末を生きた画家はなにやらこういうプロフィールの画家多いですよね。モテない訳ではないし今でいうとイケメンなのだろうけど、結婚には向かない。でも女性への愛が溢れている。まー、いわゆるめんどくせー奴が多かったようです。時代背景もあるということは理解してあえて言ってみますが。。。
今回の展覧会。日本初公開の大作も来日しているということもあって、想像以上に夜だというのに混んでいました。クリムトのこと日本人、意外に好きだよね。それはやっぱり日本の影響(琳派とか)を多大に受けているってことに起因するのかな。確かに空間の作り方とか「風神雷神図屏風とかイメージできるよね。今回の展示ではそんな紹介もされていて、その影響はこんなところに出てますよ的な説明も。結構丁寧な展示だと思いました。
とはいえ、おそらくの目玉はベートーベンシリーズ(https://www.youtube.com/watch?v=8-Wi-00cDXQ&feature=youtu.be)の再現。実施の映像紹介が2箇所あって、その後に気づかないくらいちーさく(なんで??)に第九が会場に流れていました。ええと、、、せっかくならもっとガッツん流してくれてよ、、、と感じた時に、ふと思い出したのは昨年12月にParisで体験した光と映像のコラボ。そうなのよ、再現というか新しいアートにまで昇華するならここまで期待したくなる。なーんて、勝手なリクエストですが。。。💦
さてさて、最後に秀悦なのは、グッズコーナーでした。金箔を駆使したものやデザインに特化したものなど、気を許すと散財しそうな予感がするくらい制作関係者のノリノリ具合を感じます。財布と相談しつつようやくそこをスルーした時に見つけたのがガチャガチャ(500円/日本オリジナル)!!あああ、やっちまった。だってすごくない???11パターンある中でベートーベンシリーズの中にいる一人の女神、、、、当てちまいました。これ、絶対やってください。
今回の展覧会、東京は7/10まで。楽しんでぇ!!!
[展覧会名] クリムト展 ウィーンと日本 1900
[会 期] 2019年4月23日(火)〜 7月10日(水)
[開室時間] 午前9時30分~午後5時30分
※金曜日は午後8時まで(入室は閉室の30分前まで)
[会 場] 東京都美術館 企画展示室
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36