Sunday, September 28, 2008

「会社のルール」ってなんだろう?

友人がクライアントから「読め」といわれて渡されたという一冊。興味がある分野でもあって、彼女が読み終わったものを拝借。意外に読みやすい(というと語弊があるけど)内容だったので、半日で読み終えてみた。

ということで・・・。内容については、まぁ、想定どおりというか「ふーん」っといった感じ。ただ細かな点で参考になるなぁって思えたこともあるし、これは(自分には)当てはまらないなぁと感じたことと両方。著者が「野球」と「ままごと」にたとえる性差社会についても、昨今感じる「若者の変化」を思うと一概には言えないなぁって思ったりして・・・きっと過渡期なんだろうね。

However。あえてこの本に言いたいことがあるとすると。どうして男社会のルールにあわせるっていう前提で論じられているんだろう?、と思った。当然まったく変化のない時代だったら、それでいいと思うのだけど、今、多くのことが変化していることを、これまた多くの人が実感している社会に移ってきている。だから、今までの男社会のルールじゃない会社のルールに変化していっていいはずじゃないのかなぁ。

自分で言うのもおこがましいけど、ここで書かれていることの女性面の半分は私にあてはまるし、半分は男性側にあたはまっていたりする。だからこそ、普通の企業(という言い方が正しいかわからないけど)に勤めている方たちには、「あなたは普通とは違う。自由人すぎる」なんてコメントをいわれがちなんだと思うけど、私はそれはそれで構わないと思っているし、そういう人が会社いていいと思っているし、いるべきだとすら思う。多くの人が「フリーになれば」というけれど、今のところ私のキャリアプランにはそういうものもないし。何故にこれまでのルールや常識に合わせなければいけないんだろう。

既にフリーの人や会社を立ち上げた人たちからすると、「企業」にこだわる私を「弱いもの」とか「やっぱり組織で楽したい」と否定するかもしれないけれど、組織という中にいて「新しい変化をつくりだす」っていうことにモチベーションもつ人がいてもいい気がする。多くの今まで埋もれていた才能ある人たちを自ら所属する組織内において「外に出していく」、そんなことにモチベーションをもつ人間がいてもいいと思う。それによって、所属組織が今までと違った見え方をしてもらえるって、すごいことなんじゃないのかなぁと。

長いこと私とお付き合いしていただいている友人にとっては、既に耳にタコができるほど言っていることだけど。
私は人間というものは性差があって当然だと思う。仕事においても、性差を理解して欲しいと思っている。だけど、「差別」ではなく「区別」して欲しいと思う。男と女。役割があって、神がつくりだしたのだもの。同じじゃ意味がないし、つまらない。重たいものを我慢してもつとか、徹夜を続ける仕事スタイル、それは女性には向かないもの。そんなこと男性がやってくれればいい。だけど、細かなことに気がつく女性だからこそ、疲れている人には声かけ、同調して、話を聞くことはする。当然、お茶だって私が出してっていい(お客さんはそのほうがいいはず)。違っていい。違っていいって認めるから、新しい関係が生まれる。そうじゃないのかな。
なんてことを考えて本を読んだら、すごく不具合を感じました。
新しい時代がきている、そう思いませんか?


Friday, September 19, 2008

カタカナ禁止令?

先週末は京都・東山で開催された「観月会」へ。今年2度目の京都は、なんだか不思議な空間と時間であったものの、とても充実していました。という・・・おもいっきりJapaneseな時間を過ごしたからというわけではないのですが、帰りの新幹線のお供にと京都駅で購入したのはこの一冊。どうやら最近の私。「日本語」への回帰が進んでいるらしい(笑。


英語コンプレックスがいまだにとれない私が言い訳がましく言うわけではないのだけど(苦笑)、私はやっぱり日本語が好きだ。学生時代、国語の成績は常にAをとっていたし、小論文が得意、高校時代にはソシュールにはまって毎日読書漬けの毎日だったっけ。それもこれも、結局、母語である日本語の響きや繊細さ、そんなことが好きだったんだなぁなんて今更ながらこの本を読み返して思ってしまう。

現在、外資企業に勤めているとなんとも摩訶不思議な日本語(いや、カタカナ語)に囲まれる機会が多くて、なんていうんだろう・・・相手が話しをしている内容というか核心がつかめないことが多分に発生してします。だからついつい本当に申し訳ないんだけど、話す相手に「カタカナぬいて話してください」とかお願いしてしまうやっかいな私(ちゃんと自覚アリ)。でも・・・なんとも漠然と曖昧でつかめてしまう英語ではなくて、クリアな会話したんだよねぇ。日本語でしか表現できないこと、あるって思うのです。デザインの方向性を伝達するには。ううむ、難しい。

今回、この本を読んで、実は一冊読み返した本「草枕」。
ここ数ヶ月で私が考えていたこと全てを言い当てている冒頭でした。学生時代は全く気にも留めなかったことだけど、今読むとすごーく味わいあり深い内容だね。

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「草枕」(夏目漱石)
山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。
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そう、住みにくい世の中です。でも・・・理解しあわないとね

Saturday, September 13, 2008

グローバリアンのすすめ

世界で長いこと仕事をしてきた著者が、日本と世界の文化・常識について語るということで話が進められている本。私は海外で仕事をしたことはないので「体感」という感じではないけれど、これを読むとなーんとなく自分は日本ではなく世界の文化・常識で動いているような気がして笑ってしまった(→だから社内で不具合が起きるのか?苦笑)

そういえば・・・ちょうど本書を読んでいる最中に、UA(米航空会社)の方とMTGがあって、UAのサービスについてこの本に書かれていることに合致する話をしていたっけ。そうだよねぇ~、日本と世界では「サービス」に関する考え方も全く違うよなぁ・・・。昔読んでここにも紹介されていた「菊と刀」をもう一度読んで、日本人感なるものを学ぶのも面白いかも(気付いてないのよねぇ~)。

著者曰く、あと数年で日本社会も世界に近づいていく仕事スタイルになる、とのこと。であれば、私は無理に日本基準に合わせる必要はない?(苦笑)

Monday, September 08, 2008

「もっと賢く・お得に・快適に空の旅を楽しむ100の方法」


旅の本シリーズです。やはりどこかに行きたい願望の表れかしら?
昨日夕方購入してCafeで一読してしまいましたが・・・これとっても役にたつというか、改めて「飛行機」って大切だよなぁ~なんて思わされました。
もともと「飛行機」が好きで、空港に行くだけで何故かテンションあがちゃう私。最近では帰省のたびにわざわざファーストクラスを選択して、気分だけでも海外モードにしています。誰も電話をしてこないし、メールを気にしなくていい場所。そして、アルコールを飲みながら、大好きな本を思う存分読むことができる空間。それが少しの時間であろうが何よりもの私のリラックスになると最近気がついてしまいました(いまさらか?w)。
この本では、日本に発着しているエアラインについて説明されつつ、どうやって乗りこなしていくのがお得なのか、楽しめるのかなんてことを教えてくれます。私はJAL派(かつてはANA派だったんだけどその昔、香港通いしているときに選択枠の少なさに変更した)なので、ワンワールドでいつもエアをとるようにしているものの、結局JALに偏っているところもあり、これを読みつつ、他のエアも久しぶりに乗りたいなぁなんて思ってしまったのでした。そういや昔乗った、スカンジナビアのスチュアートはかっこよかったなぁとか(笑。
マイラーも旅行好きも一読の価値ありですよん。

Sunday, September 07, 2008

アライアンスが気になる

一昨日、帰省する際に空港で2冊本をGETしたものの機内で1冊、滞在中に1冊読み終えてしまい(かなり↓↓な内容で選択失敗!)、既に手元に本がない。ということで活字中毒の私、禁断症状が出る前に、(新千歳)空港でさくっと目にして購入した一冊。

著者が元docomoでお財布携帯を担当していたというところに個人的には若干ひっかかったものの、「アライアンス」というwordがなんとなく気になったので、自分の心に従ってみる。で、結論としては、従って正解。なんというか私が昨今感じている思いにとても近い(わからないことは、専門家に聞いてしまえ!的発想)動き方を実践しているということにとても共感。なんだか著者に会ってみたくなってしまった。

調べてみるとこの方、とても有名人なんですねぇ(私がモノ知らないだけか。。。恥)。思わず会社(http://netstrategy.co.jp/)とか調べちゃって、これまた以前読んでいた本田さんのレバレッジとかと比較さえているんだなぁ。。。なんてことも発見。ふむ、面白いねぇ。。

先週、私の尊敬する取引先の社長(メンターといえるかな?)に今後の私のキャリアについて助言してもらったんだけど、彼曰く、私は今、今の場所で時間を自由につかいながら人脈を広げるときならしい。「色々なところにコネクションをつくって、もっともっとあなたの世界を広げて、次のあなたは今よりも3つ上にいきなさい。1つや2つじゃだめよ。あなたならできるから」。そんなことを言われた直後だから、よけいに刺さったのかもですが。。

新しい出会いが楽しいし、新しいことを一緒につくりあげていく過程が苦しいけど、本当にワクワクする。記録には残らないけど、記憶にのこる仕事がしたいって思っていたこの10年だけど、記録に残る仕事してみるのもいいかも、なんてこの本を読みつつぼーっと考えました。